Amazonは2026年7月27日から、商品名をスペース込み75文字以下に統一します。
Amazon.co.jpの商品名ルールが、2026年7月27日から大きく変わります。本記事は、EC支援19年・5,000社超の支援実績を持ち、AI導入支援を2023年から提供する株式会社オルセル(うるチカラ運営)が解説します。これまでカテゴリーごとに50文字・65文字・200文字とばらついていた商品名の文字数が、メディアを除く全カテゴリーでスペースを含めて75文字以下に統一されます。あわせて最大125文字の商品のハイライトが新設され、商品名に書ききれない情報の受け皿になります。キーワードを詰め込んだ商品名で戦ってきた出品者にとっては、初動の遅れがそのまま検索順位と転換率の低下につながりかねない変更です。
Amazonの商品名75文字ルールで何が変わったのか
Amazon商品名の75文字ルールとは、2026年7月27日以降、メディアを除く全カテゴリーで商品名がスペースを含めて75文字以下に制限される仕様変更のことです。従来はカテゴリーによって50文字・65文字・200文字と上限がばらついていましたが、今回すべて75文字へ統一されます。Amazonセラーセントラルの出品者フォーラムでも「商品名の改善に関する更新は7月27日より開始」と告知されています。
変更の柱はもう一つあります。商品名に入りきらない素材や推奨される利用用途などを整理して載せる、最大125文字の商品のハイライトが新設される点です。このハイライトは検索の対象になり、検索結果や商品詳細ページで商品名の下に表示されると案内されています。つまり、これまで商品名に押し込んでいた補足情報は、削除されるのではなく置き場所が移るという理解が正確です。
移行にあたってAmazonは、新しい商品名とハイライトの案を生成するAI搭載ツールを提供しています。重要な情報を商品名に残し、追加の詳細をハイライトへ振り分ける、という考え方でAIが下書きを作ります。ブランド所有者には変更実施の14日前に通知が届き、出品情報の変更を確認する画面で、AIが推奨した商品名とハイライトを確認・修正・承認できる流れになっています。7月27日に全店舗が一斉に切り替わるのではなく、通知を受けたブランドから順次適用される点は押さえておきたいところです。
日本のAmazon出品者に起きる3つの変化
実務で最初に効いてくるのは、長いキーワード羅列型の商品名が使えなくなることです。75文字はスペース込みのため、ブランド名・商品名・型番に主要キーワードを1つか2つ足すと、それだけで上限に達します。これまで商品名の後半に並べていた同義語や用途、サイズ違いの語句は、商品のハイライト125文字へ計画的に振り分ける前提で設計し直す必要があります。
二つ目は、検索とAIレコメンドの両にらみが避けられなくなることです。Amazonのショッピング体験は、会話型で商品を提案するAIアシスタントのRufus(2026年5月にAlexaと統合し「Alexa for Shopping」としてリニューアル)を軸に、キーワード一致だけでなく商品情報の中身を読み取る方向へ動いています。文字数が絞られるほど、限られた75文字で何を主役にするかという編集判断が、そのまま流入を左右します。
三つ目は、モール横断で運用している事業者ほど作業が増えることです。楽天市場は依然として長めのキャッチコピーや項目を許容し、Yahoo!ショッピングやShopifyも文字数の考え方が異なります。Amazonだけ75文字へ最適化した商品名を、他モールへそのまま流用すると情報量が不足します。モールごとに商品名の設計を分ける運用は、今回の変更でいっそう重要になります。
7月27日以降にやるべき初動3手順
まず、売上上位のSKUから商品名の文字数を棚卸しします。全商品を一度に直すのは現実的ではないため、流入と売上の大きい主力商品から75文字に収まっているかを確認し、超過しているものを対応リストにします。
次に、商品名から外す情報を商品のハイライト125文字へ再配置します。捨てるのではなく移す、という発想が肝心です。素材、対応サイズ、推奨される利用シーン、対象ユーザーといった検索されやすい補足を、ハイライト側に整理して残します。
最後に、AIの推奨案は承認前に必ずブランド視点で点検します。AIツールは効率的な下書きを作りますが、ブランド名の表記ゆれ、型番の欠落、核心キーワードの消失が起きていないかは人の目で確認すべきです。通知から14日という猶予を、確認と修正の時間として計画に組み込んでおくと安全です。事実関係や自社カテゴリーでの細かな適用条件は、セラーセントラルの最新通知で都度確認してください。
まとめ
Amazonの商品名75文字ルールは、単なる文字数制限ではなく、限られた枠で何を主役にするかを問う編集力の勝負への転換です。日本のEC事業者は、主力SKUの棚卸し、商品のハイライトへの情報再配置、AI提案のブランド視点での点検という初動を、通知後14日の猶予のうちに終わらせておくことをおすすめします。
参考文献
- Amazonセラーセントラル出品者フォーラム: 商品名の改善に関する更新は7月27日より開始
- コマースピック: 商品は「検索される」から「AIに選ばれる」へ Amazon・楽天・Google・Shopifyの最新動向
- LINK株式会社: Amazonの商品のハイライトとは?75文字制限で商品名から何を移すか(元Amazon出身者監修)
- ファンネル: 【2026年7月】Amazon商品名が75文字に短縮|商品のハイライト活用法と対応手順
※うるチカラでは、生成AIの導入支援から運用最適化まで、貴社のEC事業に合わせたカスタマイズ提案を行っています。無料相談(30分)も実施中ですので、お気軽にお問い合わせください。
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引用元: Amazonセラーセントラル
【監修】齋藤竹紘(株式会社オルセル代表 / 19年・5,000社のEC支援実績)

株式会社オルセル代表取締役 / うるチカラ編集長。19年・5,000社以上のEC支援実績を持ち、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Shopify・Shopee越境ECの実装ノウハウを保有。AI×ECに関する書籍を3冊執筆。「現場で使えるAI実装」を一次情報として発信しています。