カラーミーショップの手数料は?|決済手数料、固定費など徹底解説

投稿日: カテゴリー カラーミーショップ

ネットショップをされる中で、自社ECサイトの運営を考える方は少なくないと思います。自社ECサイトのイメージとしては、ECモールと比べて「固定費が安い!」「集客が難しそう・・・」のようなものが多いと思いますが、特に固定費が安いというのは自社ECサイトの大きなメリットといえるでしょう。

中でも固定費が安いカラーミーショップに注目が集まっています。

そこで、今回は、カラーミーショップを運営する上で発生する手数料をプラン別、種類別でご紹介していきたいと思います。

 

1 カラーミーショップとは

ご存知だと思いますが、カラーミーショップとは、GMOインターネットグループの、GMOペパボ株式会社が提供するASPサービスです。

「ASP」とは? ウィキペディア

楽天市場やyahooショッピングなどのECモールとは異なり、自分自身でECサイトを運営することできます。

2 カラーミーショップのプラン紹介

カラーミーショップを申し込む上で、プランがいくつかあります。楽天市場のようなECモールの経験がある方はわかるかと思いますが、そのプランによって、固定費や機能が異なってきます。

申し込みをする前に、一度、ご自身の運営状況(商品点数や運営の際に使いたい機能など)を整理して、プランを選ぶようにしましょう。

プランは下記の内容のものがあります。

・エコノミープラン  (シンプルな機能で気軽にオープン)

・スモールプラン  (アクセス解析つきでビジネスを始めたい方へ)

・レギュラープラン  (機能制限なしで運営らくらく)

・ラージプラン  (容量を気にせず使いたい法人・大規模店舗様へ)

合計4つのプランが存在します。

主に、価格と機能面で違いがあり、価格の違いは後ほどご紹介致しますが、機能面では、エコノミープラン、スモールプランは機能制限があり、レギュラープラン、ラージプランは機能制限がありません。

会社の運営状況によって変わってきますが、一般的には、エコノミー、スモールプランは副業や趣味でECサイトをやられる方、レギュラー、ラージプランは、本業やECサイトに力を入れたい方が、申し込みをされます。

カラーミーショップの公式サイトでは、レギュラープランが一番人気と記載されており、価格面と機能面でバランスが取れているので、悩まれた方は、レギュラープランがおすすめです。

3 カラーミーショップの運営手数料の種類

それでは、実際に、カラーミーショップを運営すると、どのような手数料が発生するのかをみていきたいと思います。まず、発生する費用としては、

・月額利用料

・決済代行手数料、配送サービス手数料

・デザインテンプレート利用料

・有料オプション利用料

主に上記の手数料が発生してきます。月額利用料に関しては、プラン毎に変動があります。また、どのプランも統一で、本契約をする際に初期費用3240円が発生します。それと、どのプランでもロイヤリティ(販売手数料)は0円です。

それでは、上記の利用料の詳細をそれぞれ解説していきます。

3-1 月額利用料

この月額利用料は、カートシステムやサーバーのレンタル代とイメージしていただくとわかりやすいです。カラーミーショップのシステムを使わせてもらう代わりに、毎月お金を支払うという感じです。

この月額利用料は、プラン毎に大きく異なります。

・エコノミープラン  900円(税込)/月

・スモールプラン 1,332円(税込)/月

・レギュラープラン 3,240円(税込)/月

・ラージプラン 7,800円(税込)/月

このような料金体系になるのですが、安いプランですと、サーバーの容量が少なく、機能も制限されているので、プランの内容を十分に確認しましょう。

プランごとの機能一覧

上記のプランごとの機能一覧を見ていただきますと、

エコノミープラン、スモールプランではレギュラープラン、ラージプランに比べて機能の制限が多くあります。

・クーポン発行

・名入れ機能

・商品レビュー

・フォローメール

・都道府県別 配送日設定

・納品書・受注伝票一括印刷

・Google Analytics eコマース

上記の項目に×がついており、利用することができません。

また、テンプレートプラス(営業日カレンダーなど)やFTPアップロードの機能を利用したい場合は、月額固定費がさらに高くなります。

エコノミープラン、スモールプランの場合は、「自分がやりたい機能が使えない」「なんだかんだで月額固定費が高くなってしまった」という状態になる恐れもあるので、

そのため、機能の制限もほぼなく、ほどよく容量も多く、月額利用料もお手頃なレギュラープランがおすすめです。

 

3-2 決済代行手数料

次に、発生する手数料としては、クレジットカード、代引き決済などの決済代行手数料です。カラーミーショップは販売手数料自体はありませんが、お客さんが買い物する際には、なにかしらの決済システムを利用するため、この決済代行手数料はほぼ発生すると考えたほうが良いです。

決済代行手数料には、提携する会社によって異なりますが、一般的なものをご紹介いたします。

 

・クレジットカード決済手数料 4.0%~5.0%

※月額最低利用料 1,000円~3,500円

お客さんがクレジットカードを利用して買い物された場合に、クレジットカードの利用料が発生します。カラーミーショップでは、GMOイプシロンという決済代行会社をおすすめしています。売上金額によって、4~5%の間で変動します。

また、クレジットカードのサービスによって、月額最低利用料が変わってきます。基本的に、クレジットカード決済手数料では月額利用料は発生しませんが、月額最低利用料というものが設定されております。

VISA/MASTER/DINERS では、2,500円JCB/AMEX では、1,000円となっており、例えば、1ヶ月の売り上げが10万円の場合は、4%の4,000円のクレジットカード決済代行手数料のみですが、1ヶ月の売り上げが5万円の場合は、4%の2,000円のクレジットカード決済代行手数料ですが、VISAを申し込まれていると、最低月額利用料が2,500円のため、2,500円支払う必要があります。

VISA/MASTER/DINERS/JCB/AMEXのすべてのサービスを申し込みされていると、合計で3,500円の月額最低利用料が発生します。

少し複雑な計算なので、ご注意ください。

クレジットカード決済の手数料の詳細は、GMOイプシロンのサイトをご覧ください。

 

・後払い決済手数料 4.0%~

後払い決済とは、店舗の代わりに、第三者の決済代行サービスを提供している会社が、お客さんに請求するサービスです。お客さんが支払う前に、店舗には決済代行サービスから代金を支払ってもらうことができます。その代わり、手数料が発生します。

後払い決済代行会社も様々ありますが、カラーミーショップでは、GMO後払いを利用することになります。

手数料の発生金額は、下記の通りになります。

月額が1000円発生し、決済手数料が4%になります。

イメージしやすいように、売り上げ金額でのそれぞれの手数料を見ていきましょう。

月額費用と決済手数料とは別に、請求書発行手数料が、はがきの場合150円/回、封書の場合、180円/回で発生しますので、注意してください。

※上記の例は、封書での請求書発行をした場合となります。

後払い決済の手数料の詳細は、GMOイプシロンのサイトをご覧ください。

 

・コンビニ決済 130円~/回

支払いの場合は、銀行への送金以外にも、コンビニで支払いを設定することもでき購入者からは利便性がよく喜ばれる決済方法の一つです。そのコンビニ決済での手数料は下記になります。

決済額に応じて変わってきます。5,000円以上の購入になると、パーセンテージの手数料となるのが特徴です。また、クレジットカードの手数料と同じく、コンビニ決済を利用されることが少ない場合は、月額最低手数料の1,000円が発生します。

コンビニ決済の手数料の詳細は、GMOイプシロンのサイトをご覧ください。

 

・代引き決済 280円~

クレジットカード決済に次いで、多くの購入者が選ばれる決済方法の一つです。前払いではなく、商品が届いたときに、宅配業者に支払いするという方法で安心感があり、人気の決済方法です。

代引き決済の手数料は、下記となります。

売上金額に応じて、手数料が変動します。また、クレジットカード決済とコンビニ決済と同様で、月額最低手数料が発生します。

それと、店舗で契約している宅配業者や契約内容にもよって変わってきますので、上記の表は参考程度にしてください。

代引き決済の手数料の詳細は、GMOイプシロンのサイトをご覧ください。

 

・Amazonペイ決済 4%、楽天ペイ決済 5%

カラーミーショップでは、最近、Amazonペイや楽天ペイの決済も対応するようになりました。この決済は、厳密にいうと他社のサービスとなるので、どのようなサービスか知りたい方は、

Amazonペイ公式サイト楽天ペイ公式サイト をご覧ください。

カラーミーでこの決済を使用する場合は、

Amazonペイの場合は、月額2,000円+決済手数料4%

楽天ペイの場合は、月額2,000円+決済手数料5%

という費用が発生します。

3-3 デザインテンプレート利用料

ここまでで、カラーミーショップの手数料として、月額利用料と決済代行手数料をご紹介してきましたが、この手数料は、カラーっミーショップを運営していく中で、ほぼ必須になる費用となります。今からご説明するデザインテンプレート利用料と後からご説明する有料オプション利用料は、必要ない方には発生しない費用になりますので、サービス内容も見極めておきましょう。

まず、デザインテンプレート利用料ですが、デザインテンプレートとは、カラーミーショップでサイトデザインを作るときに、いくつかテンプレートを選ぶことができるのですが、その有料のテンプレートを使う場合に発生する費用となります。

カラーミーショップ有料テンプレート一覧

テンプレート費用は、種類に応じて様々ありますが、安いもので、9,000円。高いものだと30,000円ほどのものがあります。費用自体はランニングコストではなく、テンプレート購入するときに発生する、一回きりの費用となります。

もちろん、無料のテンプレートも多くありますので、どうしても欲しいデザインテンプレートがあった場合に限り、支払ってもよいかもしれません。

3-4 有料オプション利用料

最後に、有料オプション利用料ですが、カラーミーショップでは、有料オプションを追加していくと様々な機能を使えるようになります。

レギュラープランとラージプランに関しては、すでに月額費用内に、そのオプションが含まれているものもあります。

 

アクセスプラス、FTPサービス、テンプレートプラスに関しては、レギュラープランとラージプランにはもともと含まれているオプションとなります。

有料オプション一覧で詳細をご確認ください。

3-5 全体の料金のまとめ

これまでご紹介させていただきましたプランをまとめてみます。

・プランのまとめ

プラン名 費用 特徴
エコノミープラン 900円(税込)/月 シンプルな機能で気軽にオープン
スモールプラン 1,332円(税込)/月 アクセス解析つきでビジネスを始めたい方へ
レギュラープラン 3,240円(税込)/月 機能制限なしで運営らくらく
ラージプラン 7,800円(税込)/月 容量を気にせず使いたい法人・大規模店舗様へ

・決済代行手数料のまとめ

決済名 手数料 詳細リンク
クレジットカード決済手数料 4.0%~5.0% クレジットカード決済の手数料の詳細
後払い決済手数料 4.0%~ 後払い決済の手数料の詳細
コンビニ決済 130円~/回 コンビニ決済の手数料の詳細
代引き決済 280円~ 代引き決済の手数料の詳細
Amazonペイ決済、楽天ペイ決済 4%、5% Amazonペイ公式サイト楽天ペイ公式サイト

・デザインテンプレート利用料

テンプレートにより、0円~31,000円

・有料オプション利用料

機能名 価格
常時SSL(独自ドメインの場合のみ) 1,080円(税込)/月
アクセスプラス 540円(税込)/月
FTPサービス 540円(税込)/月
ショップブログプラス 340円(税込)/月
テンプレートプラス 540円(税込)/月
メールマガジン有料プラン 540円(税込)/月
GoogleショッピングPro 5,400円(税込)/月

それでは、実際に運営すると、合計でどのくらいの費用が発生するのでしょうか。

4 カラーミーショップ運営での実際の費用のシミュレーション

おすすめしているレギュラープランをもとに月額100万円の売り上げがあるサイトとして考えてみます。

・プラン レギュラープラン 月額3,000円

・クレジットカード手数料 40,000円(クレジットカード払いは約8割と言われております。そのため、8割の80万円に手数料の5%と計算致しました。)

・デザインテンプレート使用料 0円(無料のものを利用したとします。)

・常時SSL対応 月額1,000円(現状、常時SSL対応はSEO対策として必須のため)

 

合計 44,000円 となりました。

一般的に、クレジットカード支払いの割合が多いため、想像以上に固定費がかかっている結果となりました。

5 まとめ

いかがでしたでしょうか。カラーミーショップで運営する際に、月額固定費ばかりをみてしまい、意外に安い!と思う方も多いと思いますが、決済代行手数料その他のオプション料金なども見ていくと、思っているよりも費用がかかってくる場合もあります。

ただし、ECモールよりかは費用はかからないようになっておりますし、自社サイトのレンタルカートの中でも、カラーミーショップは比較的安く手ごろなサービスになります。カラーミーショップをご利用する際は、しっかり発生する手数料なども考慮して、自社サイト運営を頑張ってください。

 

なお、Shopify(ショッピファイ)の料金に関してはこちらで紹介しております。

Shopify(ショッピファイ)にかかる料金を大解剖|月額利用料から手数料まで徹底解説!

是非比較検討してみてください。


お問い合わせ

  • IT導入補助金2022
  • 今すぐつかえるshopify本
     
  • IT導入補助金2022
  •  
  • Shopify活用本