Gemini Gems廃止でスキルへ自動移行|11月17日に読み取り専用、EC業務で使うGemの移行手順

Gemini Gemsが廃止されスキルへ自動移行します。個人アカウントは2026年11月17日に読み取り専用、12月17日に削除。移らないファイルや使えないツールを整理し、EC業務のGemを取りこぼさず移す5つの手順とプロンプト5本を解説します。

投稿日: カテゴリー Gemini

Gemini Gems廃止とは、Gemをスキルに移す変更のことです。

Geminiで商品説明や問い合わせ返信用のGemを作っている店舗は、残り2週間で準備を終える必要があります。Googleの公式ヘルプによると、18歳以上の個人アカウントでは2026年11月17日にGemsがスキルへ移行して読み取り専用になり、12月17日にはGeminiアプリから削除されます。Gemの中身は自動でスキルとして作り直されますが、100MBを超えるナレッジファイルや旧Office形式のファイルは移らず、CanvasやDeep Researchを前提にした使い方はスキルではまだ動きません。本記事は、EC支援19年・5,000社超の実績を持ち、AI導入支援は2023年から提供する株式会社オルセル(うるチカラ運営)の現場知見にもとづき、EC業務で使っているGemを今のうちに棚卸しして、取りこぼしなくスキルへ移す手順を整理します。

GemsからスキルへGoogleは何を変えるのか

GemsからスキルへのGemini移行は、個人アカウントでは2026年11月17日から始まり、12月17日にGemsへのアクセスが終わります。Googleのヘルプ記事「About the transition from Gems to skills」に書かれた日程を、アカウントの種類ごとに整理すると次の通りです。

18歳以上の個人Googleアカウントは、11月17日にGemsがスキルへ移行し、Gemsは読み取り専用になります。閲覧はできますが、使う、編集する、新しく作ることはできなくなります。12月17日にはGeminiアプリからGemsが削除され、アクセスできなくなります。18歳未満の個人アカウントは後日案内とされています。Google Workspaceのビジネス、エンタープライズ、非営利のアカウントは2027年3月、教育機関のアカウントは2027年6月が移行時期です。

ここで注意したいのは、スキル自体が現時点では18歳以上の個人アカウントでしか使えない点です。仕事用・学校用のアカウントへの提供は今後の予定とされています。社内のWorkspaceアカウントでGemを運用している店舗は、2027年3月までの猶予がありますが、個人のGoogleアカウントでGemを作り、それを業務に使っている小規模店舗は11月17日が期限になります。店長やスタッフが個人アカウントで便利なGemを作り、そのまま業務に組み込んでいるケースは珍しくありません。

同じ11月には、ミニアプリを作るGoogle Labsの実験「Opal」と、Google Labsの「Gems by Google Labs」も終了します。Opalで商品説明の生成フローなどを試作していた場合も、同じタイミングで見直しが必要です。

スキルとは、名前、説明、指示文、参考ファイルをひとまとめにした、Geminiに特定の仕事をさせるための設定のことです。中身は SKILL.md というファイルと参考ファイルを1つのフォルダにまとめた形で、Gemより「持ち運びできる業務マニュアル」に近い作りになっています。作成数に上限はなく、同時に有効にできるのは100個までです。ファイルからスキルを取り込む機能は、現時点ではMac版のGeminiアプリとWeb版(gemini.google.com)だけが対応しています。

自動移行で引き継がれるもの、引き継がれないもの

Gemsの中身は自動でスキルとして作り直されますが、すべてが移るわけではありません。ヘルプに書かれている内容と、書かれていない内容を分けて押さえることが、取りこぼしを防ぐ最短ルートです。

引き継がれるのは、Gemそのものと、対応形式のナレッジファイルです。一方で、ナレッジファイルの合計が100MBを超える場合は、大きいファイルから順に外されます。GitHubのファイル、音声、動画、旧Office形式(.doc、.xls、.ppt)、圧縮ファイル(.zip、.tar、.7z、.rar、.gz、.tgz)も移りません。移らなかったファイルは、Gemとスキルを並べて開き、手動でダウンロードする必要があり、個人アカウントの期限は12月17日です。

EC業務のGemで引っかかりやすいのが、旧Office形式のファイルです。何年も前から使っている商品マスタや、ギフト対応の早見表を .xls のまま知識ファイルにしているケースは、直近の支援案件でもよく見かけました。こうしたファイルは自動では移らないため、11月17日より前に .xlsx やCSV、PDFに変換して差し替えておくのが安全です。

Googleドライブ上のファイルを参照する機能と、Gemを他の人と共有する機能は、スキルには「今後数週間以内に追加予定」とされています。つまり、移行直後の時点ではドライブのファイルを参照しているGemや、スタッフ間で共有しているGemは、同じ使い方ができない期間が生じる可能性があります。店舗内でGemを共有して使っている場合は、移行後しばらくは各自が自分のアカウントでスキルを持つ運用に切り替える前提で準備しておくと混乱が少なくなります。

過去の会話の扱いは、ヘルプに記載がありません。スキルには専用の履歴ページがなく、スキルを使った会話はサイドパネルに表示されると書かれています。Gemとの過去の会話の中に、よくできた返信文や商品説明の完成版が残っているなら、移行前にコピーして保存しておくのが確実です。

もう1つ、スキルではまだ使えないツールがあります。ヘルプが挙げているのは、動画作成、音楽作成、Canvas、Deep Research、Guided learningです。Canvasで商品ページの下書きを作るGemや、Deep Researchで競合商品を調べるGemは、スキルに移っても同じ動きはしません。連携アプリ(Connected Apps)は使えるとされているため、Gmailやスプレッドシートとつなぐ使い方は継続できる見込みです。

EC店舗でよく作られているGemに当てはめると、影響の大きさは用途によってはっきり分かれます。商品説明文を書くGem、問い合わせやレビューへの返信文を作るGemは、指示文とテキスト中心のナレッジで動いているため、自動移行で問題なく使い続けられる可能性が高い部類です。ナレッジに商品マスタの .xls や、ブランドガイドラインの .doc を入れているものは、ファイルの変換が先に必要です。競合商品の調査や市場の下調べをDeep Researchで行うGem、Canvasで商品ページやLPの下書きを組み立てるGemは、スキルに移っても同じ動きをしないため、業務の流れごと組み替える必要があります。商品紹介の短い動画やBGMを作らせていたGemも同様です。

自動移行を待たずに、自分でスキルを作り直すこともできます。ヘルプの手順を要約すると、まずGemの編集画面を開いてナレッジのファイルを1つずつダウンロードし、スキル名と同じ名前のフォルダに入れます。次に、サイドバーの「カスタマイズ」から「スキル」を開き、「作成」から「手動で作成」を選んで、Gemの名前・説明・指示文を貼り付けます。ファイルを追加する場合は、作ったスキルをダウンロードして中の SKILL.md を先ほどのフォルダに移し、「スキルを置き換え」からフォルダごとアップロードします。フォルダ名はスキル名と一致させ、ファイルは合計100MBまでという条件があります。優先度の高いGemは、自動移行の結果を待つより、この手動の手順で先に作り直して動作を確かめておくほうが安心です。

EC業務のGemを取りこぼさずスキルへ移す5つの手順とプロンプト5本

移行作業は、棚卸し、指示文の整理、ファイルの確認、動作の比較、代替手段の用意、の5つの手順で進めます。各手順で使えるプロンプトを1本ずつ、合計5本用意しました。GeminiのほかChatGPTやClaudeでも動く書き方にしています。2026年11月時点のGeminiの最新モデルはGemini 4 Argonで、移行作業そのものはどのモデルでも十分にこなせます。

手順1は棚卸しです。Geminiのサイドバーの「Gems」を開き、作ったGemの名前、用途、使っている頻度、ナレッジファイルの有無を書き出します。ある食品ジャンルの中規模店舗の事例では、作ったまま使っていないGemが全体の半数近くありました。移す必要のないGemを先に外すだけで、作業量はかなり減ります。

プロンプト1:EC業務Gemの棚卸しと移行優先度の判定

あなたはEC店舗の業務改善担当です。
以下は当店のGeminiで作成済みのGemの一覧です(名前、用途、使用頻度、ナレッジファイルの有無と形式)。
2026年11月17日にGemsがスキルへ移行し読み取り専用になることを前提に、各Gemの移行優先度を判定してください。

判定の観点:
1. 使用頻度(毎日/週1回以上/月1回以下/使っていない)
2. 売上や顧客対応に直結する業務か
3. ナレッジファイルに旧Office形式(.doc、.xls、.ppt)や圧縮ファイルが含まれるか
4. Canvas、Deep Research、動画・音楽作成を前提にした使い方か

出力形式:
Gem名/優先度(高・中・低・移行不要)/移行時の注意点/対応期限の目安
最後に、11月17日までに優先して終えるべきGemを3つ挙げてください。

Gemの一覧:
{一覧を貼り付け}

手順2は、指示文の整理です。自動移行で作り直されるとはいえ、Gemの指示文は作った当時の思いつきで継ぎ足されていることが多く、スキルという形に移すタイミングは見直しの好機です。名前は小文字の英字をハイフンでつなぐ形式(例:product-description-writer)に自動で変換されるため、日本語名で管理していた場合は対応表を作っておくと迷いません。

プロンプト2:Gemの指示文をスキル用に整理する

あなたはAIアシスタントの設定を設計する専門家です。
以下はGeminiのGemに設定していた指示文です。これをGeminiのスキルとして使うために整理してください。

条件:
1. スキル名の候補を、小文字の英字とハイフンだけで3案出す
2. スキルの説明文を、どんな依頼のときに使うスキルかが分かる形で2文以内にまとめる
3. 指示文を「役割」「入力として受け取るもの」「出力の形式」「守るべきルール」「やってはいけないこと」の5つの見出しに整理する
4. 元の指示文で重複している内容、矛盾している内容があれば指摘する
5. 薬機法や景品表示法に触れうる表現ルールが含まれている場合は、その部分を「守るべきルール」に明記する

元の指示文:
{Gemの指示文を貼り付け}
業務の内容:{例:楽天市場向けの商品説明文作成}

手順3は、ナレッジファイルの確認です。手順1の一覧から、自動で移らない形式のファイルと、合計100MBを超えそうなGemを洗い出します。

プロンプト3:ナレッジファイルの移行可否チェック

あなたはファイル管理の担当者です。
以下は各Gemに登録しているナレッジファイルの一覧(Gem名、ファイル名、形式、サイズ)です。
Geminiのスキルへの自動移行で、移らない可能性があるファイルを洗い出してください。

移らない条件:
1. GitHubのファイル、音声、動画
2. 旧Office形式(.doc、.xls、.ppt)
3. 圧縮ファイル(.zip、.tar、.7z、.rar、.gz、.tgz)
4. 1つのGemのファイル合計が100MBを超える場合の、大きい順のファイル

出力形式:
Gem名/ファイル名/移らない理由/推奨する対応(.xlsxやCSV、PDFへの変換、分割、不要なら削除)
最後に、変換作業の合計件数をまとめてください。

ファイル一覧:
{一覧を貼り付け}

手順4は、動作の比較です。移行後のスキルが、元のGemと同じ品質の出力を返すかを確かめます。11月17日以降はGemを使えなくなるため、比較用の出力は今のうちにGemで作っておく必要があります。同じ入力を3〜5パターン用意し、Gemの出力を保存しておいてください。

プロンプト4:旧Gemと新スキルの出力比較

あなたはEC店舗の品質管理担当です。
以下は、同じ入力に対して「移行前のGem」と「移行後のスキル」が出した出力です。
2つを比較し、業務に使えるかを判定してください。

比較の観点:
1. 必要な項目(商品名、仕様、注意事項など)が抜けていないか
2. 文字数や形式の指定が守られているか
3. 店舗のトーン(敬語の度合い、言い回し)が保たれているか
4. 事実と異なる内容や、元の出力になかった誇張表現が増えていないか
5. 禁止表現(最上級表現、効能の断定など)が混入していないか

出力形式:
観点ごとに「問題なし/要修正」と理由を1行ずつ。
要修正がある場合は、スキルの指示文のどこをどう直すべきかを提案してください。

入力:{入力内容}
Gemの出力:{貼り付け}
スキルの出力:{貼り付け}

手順5は、スキルで使えないツールへの代替です。CanvasやDeep Researchを前提にしていたGemは、スキル単体では同じ動きをしません。業務の流れを分解して、スキルでできる部分と、通常のGeminiの会話でツールを呼ぶ部分に分けます。

プロンプト5:スキルで使えないツールを前提にした業務の組み替え

あなたはEC業務のフロー設計者です。
以下の業務は、これまでGeminiのGemの中でCanvasやDeep Researchを使って進めていました。
スキルではこれらのツールがまだ使えないことを前提に、業務の流れを組み替えてください。

条件:
1. 業務を3〜6個の工程に分解する
2. 各工程を「スキルで行う」「通常の会話でツールを使う」「人が行う」のどれかに割り当てる
3. 工程の間で受け渡す情報(下書き、調査メモなど)の形式を決める
4. 組み替え後に余分にかかる手間を、1回あたりの分数で見積もる

業務の内容:
{例:競合商品をDeep Researchで調べ、Canvasで商品ページの構成案を作る}

Gems移行でよくある失敗と回避策

現場で繰り返し見るのは、「自動で移るから何もしなくていい」と判断して、移行後に出力の質が落ちていることに気づくパターンです。自動移行で作り直されたスキルが、元のGemと同じ指示の効き方をする保証は、ヘルプにも書かれていません。回避策は、手順4の比較用の出力を11月17日より前にGemで作って保存しておくことです。移行後に比較対象がなくなると、何が変わったのかを確かめられなくなります。

2つ目の失敗は、ナレッジファイルの取りこぼしです。商品マスタや返品ルールの早見表を .xls や .doc のまま登録していると、スキルにはファイルが移りません。スキルは参考資料を失った状態で動くため、もっともらしいが間違った商品情報を出すおそれがあります。移らなかったファイルの回収期限は12月17日ですが、出力の質を保つには11月17日までに形式を変換しておくべきです。

3つ目は、個人アカウントと業務アカウントの混在です。スタッフが個人のGoogleアカウントで作ったGemを業務で使っている場合、そのスタッフが退職や異動をすると、スキルごと業務から消えます。移行の機会に、業務で使うスキルの持ち主を整理し、指示文とファイルを店舗の共有フォルダにも保存しておくと安心です。スキルは SKILL.md とファイルのフォルダとしてダウンロードできるため、バックアップを取りやすくなっています。

4つ目は、共有の空白期間を見落とすことです。共有機能はスキルでは数週間以内に対応予定とされており、移行直後は複数人で同じGemを使っていた運用がそのまま続けられない可能性があります。アパレル系の単一店舗で試したケースでも、問い合わせ返信用のGemを3人で共有していたため、移行直後の数週間は各自が同じ内容のスキルを手動で作る暫定運用を想定しておく必要がありました。

移行にかかる工数とKPIの目安

Gemsからスキルへの移行にかかる費用は、ほぼ人の作業時間だけです。スキルの利用に追加料金がかかるという記載はヘルプにありません。Google AI Proなどの有料プランを契約している場合も、Gemの代わりにスキルを使う形になるだけで、プランの変更は不要と考えてよいでしょう(料金体系は要確認)。

工数の目安は、Gem1つあたり、指示文の整理に15〜20分、ファイルの確認と変換に10〜30分、動作の比較に15分ほどです。業務で使っているGemが10個なら、合計で6〜10時間程度、担当者1人で2営業日に収まる作業量です。手順1の棚卸しで使っていないGemを外せば、さらに短くなります。

個人アカウントの場合、残りの日程から逆算すると次のような進め方が現実的です。11月第1週に棚卸しとファイル形式の確認を終え、11月10日から14日の週に優先度の高いGemの指示文整理、ファイル変換、比較用の出力の保存を済ませます。11月17日の移行後は、1週間ほどかけてスキルの出力を比較し、指示文を手直しします。移らなかったファイルの回収は12月17日が期限ですが、余裕を見て12月上旬までに終えておくと安心です。

移行の進み具合は、3つの指標で追うと管理しやすくなります。1つ目は移行完了率で、優先度「高」と「中」のGemのうち、比較テストまで終えたものの割合です。11月17日までに優先度「高」は100%を目指します。2つ目はファイルの取りこぼし件数で、手順3で洗い出したファイルのうち変換・差し替えが終わっていない件数です。3つ目は移行後の手直し率で、スキルの出力を人が修正した割合を、移行前のGemと比べます。手直し率が上がっていれば、スキルの指示文を見直すサインです。

店舗運営の現場感覚では、移行を機に指示文を整理したスキルのほうが、継ぎ足しで膨らんだGemより出力が安定するケースが少なくありません。期限に追われる作業ですが、業務のAI活用を棚卸しする機会として使うと、移行の手間以上の効果が出ます。

Gemからスキルへの移行が示す、AI活用の「持ち運び」の時代

GemからスキルへのGemini移行は、AIへの業務指示が「サービスの中に閉じた設定」から「持ち運べるファイル」に変わる流れの一部です。スキルの中身である SKILL.md とファイルのフォルダという形は、AnthropicのClaudeが先行して採用してきたスキルの形式とよく似ています。うるチカラでも、EC問い合わせ返信をAIで作るスキルのように、SKILL.md形式で業務を定義したスキルを紹介してきました。

形式が近づくと、同じ業務マニュアルを複数のAIで使い回せる可能性が高まります。商品説明の書き方や返信のルールを1つのフォルダにまとめておけば、GeminiでもClaudeでも同じ品質の仕事をさせやすくなります。どのAIが最新のフラッグシップかは数か月ごとに入れ替わるため、特定のサービスに依存しない形で業務の指示を持っておく価値は大きくなっています。最新モデルの比較はGemini 4 Argon・Claude Opus 5.5・GPT-6 Astraの比較、Gemini 4 Argonで変わるEC業務はGemini 4 ArgonでEC業務はどう変わるかで整理しています。

OpenAIもChatGPTのカスタムGPTを2026年12月11日に終了し、プラグインへ移行させる方針を示していると伝えられており、各社が「設定を作って使い続ける」仕組みを作り直している時期です。業務の指示を1つのサービスに預けきらず、手元にも原本を持っておく。今回のGems廃止は、その習慣を作るよい機会です。

次に注目したいのは、Googleドライブ参照と共有機能のスキルへの追加時期、Canvasなどのツールがスキルで使えるようになる時期、そしてWorkspaceアカウントでスキルが使えるようになる時期の3点です。いずれもヘルプでは「今後」とされているため、更新があれば追って整理します。

よくある質問

Gemini Gemsはいつ使えなくなりますか?

18歳以上の個人アカウントでは、2026年11月17日に読み取り専用になり、使用・編集・新規作成ができなくなります。12月17日にはGeminiアプリから削除されます。Workspaceのビジネス・エンタープライズ・非営利アカウントは2027年3月、教育機関のアカウントは2027年6月が移行時期です。

作ったGemは消えてしまいますか?

いいえ、Gemはスキルとして自動で作り直されるからです。ただし、合計100MBを超えるナレッジファイルの一部や、旧Office形式、圧縮ファイル、音声・動画などのファイルは移りません。移らなかったファイルは、個人アカウントの場合12月17日までに手動でダウンロードする必要があります。

スキルとGemの違いは何ですか?

スキルとは、名前・説明・指示文・参考ファイルを SKILL.md とフォルダの形でまとめた、Geminiに特定の仕事をさせる設定のことです。Gemより持ち運びやすく、ダウンロードや置き換えができます。一方で、現時点ではCanvas、Deep Research、動画・音楽作成などのツールがスキルでは使えません。

会社のWorkspaceアカウントで作ったGemも11月に終わりますか?

いいえ、Workspaceのビジネス・エンタープライズ・非営利アカウントは2027年3月が移行時期だからです。教育機関のアカウントは2027年6月です。ただし、スキル自体は現時点で個人アカウントでのみ提供されているため、Workspaceでの使い方は今後の公式発表を確認してください。

Gemとの過去の会話は残りますか?

現時点では公式ヘルプに記載がなく、要確認です。スキルには専用の履歴ページがなく、スキルを使った会話はサイドパネルに表示されるとされています。過去の会話に残したい返信文や商品説明があれば、移行前にコピーして保存しておくのが確実です。

移行作業は何から始めればよいですか?

業務で使っているGemの棚卸しから始めてください。本記事のプロンプト1でGemの一覧から移行優先度を判定し、優先度の高いものから、比較用の出力を11月17日より前に保存しておくのが効率的です。

参考文献


著者:齋藤竹紘(株式会社オルセル 編集長/5,000社以上のEC支援実績/書籍3冊)


※うるチカラでは、生成AIの導入支援から運用最適化まで、貴社のEC事業に合わせたカスタマイズ提案を行っています。無料相談(30分)も実施中ですので、お気軽にお問い合わせください。
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【監修】齋藤竹紘(株式会社オルセル代表 / 19年・5,000社のEC支援実績)


投稿者: 齋藤竹紘

株式会社オルセル代表取締役 / うるチカラ編集長。19年・5,000社以上のEC支援実績を持ち、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Shopify・Shopee越境ECの実装ノウハウを保有。AI×ECに関する書籍を3冊執筆。「現場で使えるAI実装」を一次情報として発信しています。

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