楽天市場の売上の多くはスマホ経由ですが、SP(スマホ)版の商品説明文はPC版と仕様が違い、div・style・scriptといったタグが使えません。PC版のHTMLをそのまま貼って表示が崩れたり、10,240byteの上限を超えてエラーになったりする店舗は少なくありません。楽天SP商品説明HTML生成スキルを使えば、商品情報を渡すだけで、禁止タグを回避した縦スクロール最適のスマホ用説明文HTMLが数分で手に入ります。本記事では、このスキルでできることと実際の使い方を解説します。
このスキルでできること
このスキルは、ALSEL Agent Skillsが配布する楽天実務向けスキルの一つで、Claude Code上で動きます。商品名・主要スペック・訴求したいベネフィット・画像構成を入力すると、楽天RMSのSP用商品説明文欄にそのまま貼れるHTMLを出力します。
最大の役割は、SP版で使えないタグを最初から排除することです。楽天のSP版説明文では、div・script・iframe・form・input・style・外部CSS/JSが使えません。このスキルはp・br・font・b・img・a・table(横幅100%相当)といった安全なタグだけで構築するため、貼り付け後にレイアウトが崩れる事故を防げます。
出力されるHTMLは、ファーストビュー(商品名と強い訴求)、悩みの提示、特徴ブロック3〜5個、スペック、使用シーン、FAQ、保証・配送案内、クロージングという縦スクロール前提の構成です。スマホの1画面目で購入動機を伝える設計になっており、横長レイアウトを避けてスマホでの読みやすさを優先します。上限の10,240byte(全角5,120字)も意識して生成し、超過時は比較表やFAQを削った軽量版もあわせて出せます。
実際の使い方
起動は「楽天のスマホ用商品説明をHTMLにして」「SP版説明文を作って」といった言葉で行います。続けて商品名・ブランド・主要スペック、訴求したいベネフィットを3〜5個、使用シーンやターゲット、使いたい画像のURLや枚数(10枚以内)を伝えます。化粧品や健康食品など法規制上の注意が必要な商品は、その旨も添えると薬機法・景表法に配慮した表現で生成されます。
情報が不足している場合でも、スキルは「家電・差別化3点・画像6枚・丁寧な店舗トーン」といった条件を仮置きして進め、何を仮定したかを冒頭で明示します。出力はそのままRMSの商品説明文欄に貼れるHTMLコードで、画像は指定したURLがimgタグに組み込まれます。文字コードはShift_JIS、改行はCR+LFという楽天仕様も前提に設計されています。
生成後はbyte数の換算チェックと禁止タグの検出、画像枚数のカウントまで行われるため、アップロード前の確認作業が大幅に減ります。PC版の説明文を別に用意したい場合は、SP版とは仕様が異なるためPC版の商品説明HTML生成スキルの解説記事を参照してください。
導入による業務インパクト
SP版の説明文を手作業でHTML化すると、禁止タグの確認、byte数の計算、スマホ表示の崩れチェックに1商品あたり30分から1時間かかることも珍しくありません。このスキルを使えば、同じ作業が数分に短縮されます。商品点数の多い店舗ほど効果は大きく、新商品の登録スピードが上がります。
ただし、スキルが生成するのはあくまで説明文の骨組みです。実際の訴求力は、入力するベネフィットや画像の質に左右されます。出力後は、自店の言葉づかいに整え、画像のテキスト占有率が規定内かを確認する工程を残してください。画像内の文字量チェックには楽天画像テキスト占有率チェックスキルの解説記事が、商品ページ全体の販売力診断には楽天商品ページ販売力診断スキルの解説記事が役立ちます。
まとめ
楽天SP商品説明HTML生成スキルは、スマホ経由の売上が大きい楽天店舗にとって、説明文づくりの初稿を一気に短縮できる実務ツールです。とくにPC版を流用して表示崩れに悩んでいる店舗や、商品点数が多く登録が追いつかない店舗に向いています。まずは主力商品1点で、商品情報とベネフィットを渡してHTMLを生成させ、実際のRMS画面での表示を確認するところから始めるとよいでしょう。
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【監修】齋藤竹紘(株式会社オルセル代表 / 19年・5,000社のEC支援実績)

株式会社オルセル代表取締役 / うるチカラ編集長。19年・5,000社以上のEC支援実績を持ち、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Shopify・Shopee越境ECの実装ノウハウを保有。AI×ECに関する書籍を3冊執筆。「現場で使えるAI実装」を一次情報として発信しています。