Googleは、掲載順位を決める際に200以上の要因を基に決めているとされています。
これは、SEOやマーケティングに携わっている方であれば、一度はこの話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
私たちは、実体験として、この要因を意識しているだけでも、検索順位に好かれる方法ができることを体感しています。しかし。これらの要因を知らずに、マイナス評価をされる対策を未だにしている人がたくさんいます。
そこで、この記事では、検索結果で上位表示されるために知らないと損をする202個のランキング要因を紹介します。全て覚える必要はありませんが、Google がどのような要素を評価しているのかは把握しておくと良いでしょう。
目次
1.ドメイン要因
1.ドメイン年齢
ドメイン年齢とは、ドメインを取得してインデックスされてからの期間のことです。元Googleのマット・カッツ氏は、このように述べています。
「6ヶ月と1歳のドメインの違いはそれほど大きくはない」
引用元:How does Google determine domain age, and is it important for ranking?
裏を返せば、ドメイン年齢は、ランキング要因に関係があるということです。
2.ドメインに含まれるキーワード
昔のようにドメイン名自体が強調されることはありませんが、それでもまだランキング要因の一つと考えられています。
3.ドメインの中の最初にあるキーワード
キーワードがドメインの最初に入っている方が、キーワードが真ん中や後ろにあるよりも効果があります。
4.ドメインの期限切れまでの長さ
ドメインを取得してからの日数が長い方が評価されます。つまり、ドメイン料を複数年分支払っておいた方が優遇されます。
Googleは2005年にドメイン登録と更新の日付を調べることを示唆し、下記のように発言しています。
「貴重なドメインは、よく数年分ドメイン料を支払われることがあるが、検索エンジンに対してスパムを行う目的のドメインは1年以上使われることは稀である。よって、将来ドメインの期限が切れる日付は、ドメインの正当性を予測するものとして利用することができる」
5.サブドメイン名のキーワード
サブドメインは、トップドメインの前に「○○.」で付加されているドメインです。このサブドメイン名のキーワードもSEO効果を押し上げます。
例) http://sub.example.com/の「sub」の部分です。
6.ドメイン履歴
所有者がころころ変わっているような場合には、ドメインに紐づくサイトの履歴がリセットされる可能性があります。
7.完全一致ドメイン
完全一致ドメインとは、キーワードがそのままの形で入っているドメインのことです。
例) 出産祝い.net
質の高いコンテンツのサイトであれば評価される可能性がある一方、もし質の悪いコンテンツのサイトの場合には低評価を与えられる可能性があります。
Minor weather report: small upcoming Google algo change will reduce low-quality "exact-match" domains in search results.
— Matt Cutts (@mattcutts) September 28, 2012
8.Whois情報の非公開
ドメインを取得するとWhoisに情報が掲載されますが、プライバシーの関係で記載されることを望まない場合には、情報を公開しないことができます。しかしその場合、ランキング要因上、低評価を受ける可能性があります。
9.スパム認定されたドメイン所有者
GoogleがWhoisを通じてスパム認定を受けたと認識することができたドメイン所有者は、他のサイトにおいてSEO上低評価を受ける可能性があります。
10.国別コードトップレベルドメイン
国別コードトップレベルドメインとは.jp(日本)のように国別コードに基づくドメインです。これらはその国ではSEO上優遇される可能性がありますが、他の国ではそうはならない可能性があります。
2.ページ要因
11.titleタグのキーワード
titleタグはページのコンテンツの次に大事なページ要因です。titleタグに入れられたキーワードはとても強いランキング要因になります。
12.titleタグの最初にキーワードがあるか
研究によると、titleの最初にキーワードがあるものの方が終わりにあるものよりもランキング上優遇されます。
13.descriptionタグのキーワード
現在ではmeta descriptionはSEO上評価の対象にはなっていないと言われますが、それでもここにキーワードを入れておくと違いがある可能性があります。
14.H1タグのキーワード
h1タグはtitleタグ同様、重要なランキング要因です。h1タグにキーワードを入れた場合と入れなかった場合の検索順位についての興味深い研究があります。
引用元:Do H1 Tags Still Help SEO?
青と赤がh1タグにキーワードを入れたもので、黄色と緑がh1タグには入れずにpタグにキーワードを入れたものです。左の軸は検索順位を示しています。h1タグにキーワードを入れたものの方が、検索順位が高いのがわかります。詳しくはコチラの記事をご確認ください。
参照サイト:Do H1 Tags Still Help SEO?
15.コンテンツ内のキーワード
キーワードは、コンテンツ内で最も頻繁に出現するフレーズです。
16.コンテンツの長さ
文字数が多いコンテンツのあるWEBサイトは、文字数が少ないサイトよりもSEO上優遇されます。
引用元:The SEO And User Science Behind Long-Form Content
17.キーワードの密度
これも以前ほど重要ではありませんが、GoogleはWEBページのテーマを決めるために使っていると考えられます。
18.コンテンツ内のLSIキーワード
LSIキーワードとはLatent Semantic Indexingの省略で、「潜在的な意味の紐づけがある」キーワードというような意味です。
例えば、「アップル」という単語がコンテンツ上にあるときに、コンテンツにiphoneやmacについて書いてある場合には会社のアップル、ジュースについての記述がある場合には果物のアップル、というように複数の意味を持つ単語を検索エンジンが理解する際に役立つキーワードです。
このLSIキーワードはランキング要因にも関係がある可能性があります。
19.titieタグとdescriptionタグのLSIキーワード
コンテンツ内同様、titleタグやmetaタグ内のLSIキーワードはSEOにランキング要因であると考えられます。
20.HTMLのページの読み込み速度
ページの読み込み速度は、ランキング要因として使用されます。
参照サイト:The SEO And User Science Behind Long-Form Content
21.重複コンテンツ
同一サイトの同一コンテンツはSEO上低評価を受けます。これは、少しだけ変えておくというような場合でも同様です。
参照サイト:重複するコンテンツ
22.Rel=Caononical
このタグを適切に使うことによって、重複コンテンツによるGoogleの低評価を防ぐことができます。
23.Chrome経由のページの読み込み速度
GoogleはChromeのユーザーデータも利用して、ページの読み込み速度に関する調整を行うためです。
24.画像
ページ上にある画像は、ファイル名、altタグ、画像のtitleタグなどを通じて検索エンジンに情報を伝えます。
25.コンテンツの更新日時が最新か
2010年のGoogleのカフェインアップデートにより、検索エンジンは最新の情報に敏感になりました。
参照元:Our new search index: Caffeine
コンテンツの更新日時が新しいものがGoogleアルゴリズムに優遇されます。
26.コンテンツの更新内容の規模
単語を少し追加したり削除するよりも、コンテンツを大幅に追加・強化する方が評価を受ける可能性があります。
27.コンテンツの更新頻度
ページが更新される頻度が高いほど、評価を受ける可能性があります。
28.コンテンツの最初の部分のキーワード
ページ内コンテンツの最初の部分(5行)にどのようなキーワードを表示するのかは、アルゴリズムに重要な信号を送っている可能性があります。
29.h2、h3タグのキーワード
h2やh3タグのキーワードも、アルゴリズムに対してページ評価に対して影響を与えている可能性があります。
30.キーワードの語順
キーワードの語順に対して忠実に最適化されているページは、より高い評価を受ける可能性があります。
例)「新宿駅 おすすめ ケーキ」 のキーワードの場合は、
新宿駅のおすすめケーキ>おすすめのケーキ 新宿編
で評価されます。
31.ページのアウトバウンドリンクの質
アウトバウンドリンクとは、自分のページから他のページへ出て行くリンクのことを指します。このアウトバウンドリンクの質も、ランキング要因となっている可能性があります。
32.アウトバウンドリンクのテーマ
検索エンジンは、リンク先のページのコンテンツを、ページのテーマとして判断する可能性があります。例えば、映画のページから自動車のページへリンクされている場合、検索エンジンはページを映画の車のページと判断する可能性があります。
参照サイト:Is External Linking Good For SEO? – Whiteboard Friday
33.文法と綴り
誤字脱字、文法の誤りは低評価を受ける可能性があります。
34.コンテンツのオリジナル性
ページのコンテンツが他のページのコピーである場合には、低評価を受ける可能性があります。
35.サブコンテンツ
ページのサブコンテンツは、メインコンテンツの評価の一材料となります。
参照サイト:General Guidelines
36.アウトバウンドリンクの数
アウトバウンドリンクが多すぎると、低評価を受ける可能性があります。
37.マルチメディア
画像やビデオなどのマルチメディア要素は、コンテンツの品質を表すものとして評価の対象となる可能性があります。
38.ページ内リンクの数
同一サイト内のページ内リンクの数は、他のページに対する重要度の指標となる可能性があります。
39.ページ内リンクの質
ドメイン上の権限のあるページからのリンクのあるページは、リンクのないページよりも評価を受ける可能性があります。
40.壊れたリンク
ページ内に壊れたリンクが多すぎると、放置されたサイトとして検索エンジンに認識される可能性があります。
41.読解レベル
ページの読解レベル(学術的か一般大衆的かその中間か等)については、検索エンジンは認識している可能性があります。
42.アフィリエイトリンク
アフィリエイトリンクそれ自体がページの評価を下げることはありませんが、あまりに多い場合には評価を下げられる可能性があります。
43.HTMLエラー
多くのHTMLエラーがある場合やミスがある場合には、品質の低い評価とされる場合があります。
44.ドメインオーソリティー
ドメインオーソリティーは、mozが提唱するドメインの品質評価です。
参照サイト:Develop a High Quality Inbound Link Profile.
ドメインオーソリティーの高いドメインのページは、低いページよりも高評価をつけられる可能性があります。
45.ページランク
一般的にページランクが高いページは、低いページよりも高評価をつけられる可能性があります。
46.URLの長さ
URLが長すぎると評価を下げられる可能性があります。googleのマット・カッツ氏の発言より引用です。
「URLに3つ、4つまたは5つの単語がある場合、それは完全に正常である場合があります。もう少し長くなるにつれて、少し悪化し始めます」
引用元:INTERVIEW WITH GOOGLE’S MATT CUTTS AT PUBCON
47.URLのパス
トップページに近いページに少し評価を高くつける可能性があります。
48.人の手
ロボットではなく、人による検索順位の操作がなされている可能性があります。
49.ページ内カテゴリー
関連性のあるカテゴリー内のページは、そうではないカテゴリーに紐づいているページよりも評価される可能性があります。
50.WordPressタグ
WordPressタグを関連性のあるものに紐づけることが、SEOに役立つ可能性があります。
参照サイト:The definitive guide to higher rankings for WordPress sites
51.URLのキーワード
URLのキーワードもランキング要因となる可能性があります。
52. URLのカテゴリー文字列
URL内のカテゴリーの文字列は、ランキング要因となっている可能性があります。
53.参考文献と出典
参考文献や出典元の引用表示は、ページの品質評価を高める可能性があります。
54.箇条書きリストと番号付きリスト
箇条書きリストや番号付きリストのコンテンツは、ページをユーザーフレンドリーにするのに役立ち、ランキング要因となる可能性があります。
55.サイトマップ上のページ優先度
sitemap.xmlから送られるページの優先度はランキング評価の対象となる可能性があります。
56.過剰なアウトバウンドリンク
アウトバウンドリンクが多すぎることは、ページの品質を低下させる可能性があります。
57.他のランクされているキーワードの数
ページが他のキーワードでランク付けされていることは、ページの品質に高評価を与える可能性があります。
58.ページ年齢
古いページでも更新を定期的に行なっているものは、新しいページよりも高評価を受ける可能性があります。
59.ユーザーフレンドリーなレイアウト
ページのレイアウトはランキング要因であると言える可能性があります。
60.パークドメイン
パークドメインとは、ページができていなかったり閉鎖している、いわゆる「工事中」のドメインのことです。このようなドメインは低評価を受けます。
61.ユーザーの役に立つコンテンツ
「ユーザーの役に立つコンテンツ」と言えるかどうかはランキング要因で最も重要なもののうちの一つです。
62.価値と独自の洞察力を提供するコンテンツ
Googleは、このようなコンテンツを高評価すると宣言しています。
参照サイト:General Guidelines
3.サイトレベル要因
63.お問い合わせページ
連絡先情報が、Whois情報と一致している場合には高評価を受ける可能性があります。
64.トラストランク
トラストランクという基準はありませんが、他の信頼されるサイトからリンクしてもらえるような信頼性のあるサイトであるかどうかは重要です。
参照サイト:Can you explain what Google means by “trust”?
65.サイト設計
サイト設計は、Googleがサイトのテーマを分類する際に役立ちます。
66.サイトの更新
サイトが更新される頻度は、サイト全体の新鮮さの判断基準になりえます。
67.ページ数
サイト全体のページ数も、若干のランキング要因となりえます。
68.サイトマップ
サイトマップの存在は、検索エンジンのサイト全体の理解を助けます。
69.サイトの稼働時間
サーバーダウンやサイトメンテナスなどの要因によりサイトの停止時間が多い場合、低評価を受ける可能性があります。
70.サーバーの場所
サーバーの場所は、異なる地域でランク付けされるような場合には影響される可能性があります。
71.SSL証明書
GoogleはSSL証明書をインデックスし、HTTPSをランキング要因として使用しています。
参照サイト:HTTPS でサイトを保護する
72.利用規約とプライバシーページ
この2ページがあることによって、アルゴリズムに信頼できるサイトであるということを伝えることができます。
73.meta情報の重複
meta情報がサイト全体で重複している場合、評価が低下する可能性があります。
74.パンくずリスト
パンくずリストによってユーザーフレンドリーなサイトであるということをアルゴリズムに伝えることで、ランキングに優位に働く可能性があります。
75.モバイル最適化
Googleはサイトをモバイルフレンドリーな状態にするように要求し、さらにレスポンシブサイトを推奨、さらにはモバイルファーストインデックス(googleのインデックスがモバイル基準となる)を宣言していることからも、モバイル最適化はSEO上必要不可欠となります。
76.Youtube
youtubeのビデオは、検索上優遇されています。
77.サイトの利便性
使いづらかったり、ナビゲーションが悪いサイトは、滞在時間やページビュー数や直帰率を悪化させ、ランキングを低下させる可能性があります。
78.Googleアナリティクスとサーチコンサソールの使用
この2つをインストールすることで、ページのインデックスがされやすくなる可能性があります。そして、このことはgoogle に多くのデータを提供することになり、結果としてランキングに優位に働く可能性があります。
4.バックリンク要因
79.ユーザーレビューやサイトの評判
ユーザーレビューやサイト上の評判は、ランキング要因上重要である可能性があります。
参照サイト:Being bad to your customers is bad for business
80.ドメイン年齢の古いリンク
古いドメインからのリンクは、新しいドメインのものよりも評価を受ける可能性があります。
81.ルートドメインからのリンク数
ルートドメインからのリンク数は、ランキング要因上重要である可能性があります。
引用元:Guide to Competitive Backlink Analysis
82.別々のIPアドレスからのリンク数
分散されているIPアドレスからのリンクは、ランキング上優位に働く可能性があります。
83.リンク先ページ
リンク先のページの総数は、たとえ同じドメインからのものであってもランキング要因となる可能性があります。
84.altタグ
altタグ内のテキストは、画像のアンカーテキストと同じくランキング要因となります。
85.「.ac.jp」もしくは「.go.jp」ドメインからのリンク
教育機関や政府機関からのリンクはランキング上優位に働く可能性があります。
86.リンクページのページランク
リンク先のページランクは、重要なランキング要因である可能性があります。
87.リンク先のドメインオーソリティー
リンク先のドメインオーソリティーは、ランキング要因である可能性があります。
88.競合からのリンク
ある特定キーワードの同じSERPs(検索結果画面)からのリンクは、ランキング上より価値がある可能性があります。
89.参照ページのSNSシェア
リンク先のページレベルでのSNSシェアの数は、リンクの価値に影響を与える可能性があります。
90.スパムサイトからのリンク
スパムサイトからのリンクは、低評価を受ける可能性があります。
91.ゲスト投稿
サイト上に設けられたコメント欄への投稿は、ランキング要因となる可能性があります。
92.リンク先のホームページドメインへのリンク
リンク先のホームページドメインへのリンクがある場合には、そうでない場合よりも高い評価を受ける可能性があります。
93.Nofollow
Nofollowを一定割合持つことは、ランキング上優位に働く可能性があります。
94.リンク先の多様性
リンクがブログのコメントやレビューだけの場合には、スパムとして認定される可能性があります。
95.「スポンサーリンク」もしくはそれと同種の言葉
このような言葉からのリンクは、リンクの重要性を低減させる可能性があります。
96.コンテキストリンク
コンテキストリンクとは、ページのコンテンツ上に埋め込まれたリンクのことです。コンテキストリンクは、そうでない場合よりも評価を受ける可能性があります。
97.過度の301リダイレクト
過度の301リダイレクトは、ランキング上低評価を受ける可能性があります。
参照サイト:Is there a limit to how many 301 (Permanent) redirects I can do on a site
98.バックリンクのアンカーテキスト
アンカーテキストは、今でもアルゴリズムに関連性を伝える可能性があります。
99.内部リンクのアンカーテキスト
バックリンク同様、内部リンクのアンカーテキストもアルゴリズムに関連性を伝える可能性があります。
100.リンクタイトル
リンクタイトルとは、リンクをホバーした時に表示されるテキストのことです。これらは幾らかランキングに影響する可能性があります。
101.リンク先ドメインの国別TLD
国別TLD(.co.jpなど)からのリンクは、その国でのランキング上評価を受ける可能性があります。
102.コンテンツ内におけるリンクされている場所
コンテンツの最初の部分のリンクは、後のリンクよりもより評価を受ける可能性があります。
103.ページ内におけるリンクされている場所
ページのコンテンツにリンクされているものは、フッターやサイドバーからのリンクよりも高評価を受ける可能性があります。
104.関連したサイトからのリンク
類似したニッチサイトからのリンクは、関連性のないサイトからのリンクよりも高評価を受けます。
105.ページレベルの関連性
ページのコンテンツの内容と関連性の高いリンクはランキング上より強力に働きます。
106.リンクの周りのテキスト
Googleアルゴリズムは、リンクが肯定的なものなのか否定的なもなのかをリンク周辺のテキストで判断している可能性があります。
参照サイト:Domain-specific sentiment classification
107.タイトル上のキーワード
キーワードをタイトル上に含むページからのリンクは、より強力である可能性がある可能性があります。
例) 「おすすめのおもちゃ」というタイトルからのリンク
108.ポジティブなリンク
ポジティブな意味でのリンクは、ランキングを上昇させる可能性があります。
109.ネガティブなリンク
マイナスな意味でのリンクは、ランキングを下降させる可能性があります。
110.専門家サイトからのリンク
Googleはヒルトップ・アルゴリズムと呼ばれるアルゴリズムにより、ある特定の分野で専門家であると認めるサイトをラベル付けしており、そこからのリンクは、特別に評価される可能性があります。
111.権威のあると認められるサイトからのリンク
権威があると認められるサイトからのリンクは、そうでないリンクよりも評価を受ける可能性があります。
112.Wikipediaからのリンク
Wikipediaからのリンクはnofollowですが、それでも若干評価を受ける可能性があります。
113.バックリンクの周りの言葉
バックリンクの周りの言葉は、リンク先のページが何について書かれたものであるかを検索エンジンに伝える働きがある可能性があります。
114.バックリンクの年齢
古いリンクは、新しいリンクよりも価値がある可能性があります。
115.「リアルサイト」からのリンク
Googleはシグナルを利用して、「リアル」サイトと「偽」サイトを区別している可能性があります。
「リアルサイト」からのリンクは「偽」サイトからのリンクを高評価を受ける可能性があります
116.ナチュラルリンク
「自然な」リンクを持つサイトは高いランク付けをされ、Googleのアップデートに耐えることができます。
117.相互リンク
過度な相互リンクはサイトの評価を下げます。
参照サイト:リンク プログラム
118.UGCリンク
UGCとはユーザーが作成したコンテンツのことです。
GoogleはUGCのリンクと実際のサイト所有者の作成したリンクを区別して認識することができます。低品質なUGCはランキング上低評価を受ける可能性があります。
119.「301リダイレクト」からのリンク
301リダイレクトからのリンクは、ダイレクトリンクに比べると低評価を受ける可能性があります。
120.マイクロフォーマットを付したページ
マイクロフォーマットとはページに様々な意味を施すHTMLのマークアップです。これらがあるページはランキング上高評価を受ける可能性があります。
121.リンク先のトラストランク
リンク先のトラストランクがランキングに影響している可能性があります。
122.ページ上のアウトバウンドリンクの数
アウトバウンドリンクが多すぎる場合には、ランキング上低評価を受ける可能性があります。
123.WEBフォーラムプロフィールからのリンク
スパム対策のため、WEBフォーラムのプロフィールからのリンクは価値が低減される可能性があります。
124.リンク先のコンテンツの文字数
文字数があまりに少ないページからのリンクは、そうでないページからのリンクよりも低評価を受ける可能性があります。
125.リンク先のコンテンツの質
質の低いコンテンツのページからのリンクは、低評価を受ける可能性があります。
126.サイトワイドリンク
サイトワイドリンクとは、サイトの共通部分に含まれているリンクのことです。これらは単一のリンクとして扱われます。
参照サイト:How does Google consider site-wide backlinks?
5.ユーザーインタラクション
127.キーワードのオーガニッククリック率
あるキーワードでのクリック率が高いページは、そうでないページよりも検索順位が上になる可能性があります。
128.全てのキーワードでのオーガニッククリック率
ランクインされる全てのキーワードでのクリック率は、ランキング要因となる可能性があります。
129.直帰率
直帰率はランキング要因となっている可能性があります。
130.直接流入数
直接流入数とは、URLを直接打ち込んでサイトを訪れた人の数のことです。
直接流入が多いサイトはそうでないサイトよりもランキング上評価を受ける可能性があります。
131.リピートトラフィック
リピーターの多いサイトは、そうでないサイトよりも高評価を受ける可能性があります。
132.ブロックされたサイト
ブロックされたサイトは低評価を受ける可能性があります。
参照サイト:Panda 2.0: Google Rolls Out Panda Update Internationally & Incorporates Searcher Blocking Data
133.Chromeのブックマーク
Chromeでブックマークを取得したサイトは、高評価を受ける可能性があります。
134.Googleツールバー
Googleツールバーからランキング要因を取得している可能性があります。
135.コメントの数
コメントの数がたくさんあるサイトは、ランキング上高評価を受ける可能性があります。
136.滞在時間
滞在時間が長いページは、ランキング上優位に働く可能性があります。
6.特有のアルゴリズムルール
137.新鮮さが重要視される検索クエリ
特定の検索クエリは、新しいページを重要視する可能性があります。
138.多様性が重要視される検索クエリ
曖昧な検索ワード、例えば「ダイヤモンド」や「オリンピック」などについては、多様なSERPを追加することがあります。
139.ユーザーの閲覧履歴
Googleにサインインしている間に頻繁に訪れるサイトは、SERP上順位が上昇します。
140.ユーザーの検索履歴
例えば「クチコミ」を検索してから「トースター」を検索すると、トースターのレビューサイトが表示される確率が高まります。
141.地域ターゲティング
ローカルサーバーのIPアドレスと国固有のドメイン拡張子をもつサイトを優先表示します。
142.セーフサーチ
セーフサーチをオンにしているサイトには、成人向けコンテンツは表示されません。
143.Google+サークル
Google+でユーザーをサークルに追加すると、そのユーザーの検索結果上サイトは上位に表示されます。
144.DMCAへの申し立て
DMCAとはデジタルミレニアム著作権法のことであり、デジタルコンテンツの事実上の著作権基準となっています。
削除申請された場合にはランキング上低評価を受ける可能性があります。
145.ドメインの多様性
SERP上、ドメインは単一ではなく、いくつかの種類に分かれています。
146.トランザクションクエリ
トランザクションクエリとは、取引型のクエリのことで、例えば飛行機のフライト検索のようなもののことです。
これらについては、異なる結果を表示する傾向があります。
147.ローカル検索
ローカル検索はSERPの上に表示します。
148.Googleニュースボックス
キーワードによっては、Googleニュースボックスというニュースの一覧が表示される場合があります。
149.ビックブランドの上位表示
あるキーワードによっては、ビックブランドが上位表示される傾向にある場合があります。
参照サイト:Is Google putting more weight on brands in rankings?
150.Googleショッピング
キーワードによっては、Googleショッピングの結果を表示する場合があります。
151.画像結果
Googleは画像検索結果をオーガニック検索リストに表示します。
152.イースターエッグ
GoogleのイースターエッグとはGoogleの隠しコマンドのことです。
例えば
“Do A Barrel Roll”
と検索してみると、検索結果が一回転します。
“zerg rush”
と検索してみると、ゲームができます。
153.ブランドの単一サイトの検索結果支配
ブランドのキーワードなどの場合、単一のサイトのページがGoogleの検索結果を多くを占める場合があります。
7.SNSシグナル
154.tweetの数
ページのtweetが、ランキングに影響を与える可能性があります。
155.Twitterユーザーアカウントの強さ
古くて多くのフォロワーを持つTwitterアカウントからのtweetは、そうではないものよりもランキング上、高い評価を与える可能性があります。
156.Facebookの「いいね」の数
「いいね」の数はTwitter同様、ランキングに影響を与える可能性があります。
157.Facebookの「シェア」数
「シェア」数もバックリンク同様、ランキングに影響を与える可能性があります。
158.Facebookユーザーのアカウント権限
Twitter同様、強いアカウントからの「いいね」や「シェア」の方がランキング上優遇される可能性があります。
159.Pinterstのpins
PinterstもTwitterやFacebook同様の効果がある可能性があります。
160.SNSシェアリングサイト
上記以外のSNSサイトがランキングに影響を及ぼす可能性もあります。
161.Google+ユーザーのアカウント権限
Google+においても、フォロワーが多いユーザーのアカウントがランキング上重視される可能性があります。
162.Google+の著作情報
Google+の著作情報は廃止されましたが、ランキング要因に使われている可能性があります。
163.SNSシェア先のシグナル
SNSのシェア先のアカウントとリンクの周りのテキストをページのランキング要因として使用している可能性があります。
164.サイトレベルでのSNSシグナル
上記はサイトレベルにおいても考慮されている可能性があります。
8.ブランドシグナル
165.ブランド名アンカーテキスト
ブランド名のアンカーテキストは、ランキング要因となっている可能性があります。
166.ブランド検索
もし固有名詞でサイトを検索された場合には、googleはそれをブランドとして認識します。
167.facebookと「いいね」
サイトのfacebookがあり、それに「いいね」がある場合には、そのサイトをブランドとして認識している可能性があります。
168.Twitterとフォロワー
facebook同様、Twitterがありフォロワーがいる場合、それをブランドとして認識している可能性があります。
169.Linkedin の会社ページ
この場合もサイトがブランドとして認識される可能性があります。
170.Linkedinに従業員リストがある場合
この場合も同様です。
171.SNSアカウントの正当性
ブランドの判断において、SNSのアカウントが正常なものなのかスパムかどうかを判断している可能性があります。
172.ニュースサイトにおけるブランドへの言及
大きなブランドの場合には、Googleのニュースサイトに常に掲載されています。
173.リンクなしの言及
ブランドはリンクなしに言及される場合が多く、このことをGoogleはブランドのシグナルとして利用している可能性があります。
174.RSS購読者の数
RSS購読者のデータをブランドの信号として利用している可能性があります。
175.実在するオフィス
Google+のローカルリストから、サイトが大きなブランドかどうかを判断するために位置情報を利用している可能性があります。
176.サイトが税金(法人税等)を支払うビジネスと関連しているかどうか
Googleはブランドかどうかを判断する際に、税金を払うようなビジネスに関連しているか(小さなビジネスではないか)どうかを見ている可能性があります。
9.サイト内スパム要因
177.パンダペナルティー
低品質のコンテンツは低評価を受けます。
参照サイト:Google 検索が、高品質なサイトをよりよく評価するようになりました
178.スパムサイトへのリンク
スパムへのリンクは低評価を受けます。
179.リダイレクト
スパム的なリダイレクトは低評価を受けるだけでなく、インデックスから削除される可能性があります。
180.ポップアップや広告
ポップアップや広告は、ランキングの低下につながる可能性があります。
参照サイト:悪意のある動作を伴うページの作成
181.サイトの過度の最適化
キーワードの詰め込み、見出しタグの詰め込みなどは低評価を受けます。
182. ページ全体の過度の最適化
サイト同様、ページ全体での過度の最適化は低評価に繋がります。
183.サイトのファーストビュー部分の広告
サイトのファーストビュー部分の広告は低評価を受けます。
参照サイト:Page layout algorithm improvement
184. 隠しアフィリエイトリンク
アフィリエイトリンクを隠すことは、ペナルティーにつながります。
185.アフィリエイトサイト
アフィリエイトサイトは、他のサイトに比べてより厳しくチェックされる可能性があります。
186.自動生成されたコンテンツ
自動生成されたコンテンツは、ペナルティーもしくはサイトから削除される可能性があります。
187.過剰なPageRank対策
全てのアウトバウンドリンクにnofollowをつけるなど、過剰なPageRank対策は評価を下げる可能性があります。
188.IPアドレスが迷惑メールとなっている
サーバー上のIPアドレスが迷惑メール設定されている場合には、そのサーバー上の全てのサイトの評価が下がる可能性があります。
189.metaタグスパム
metaタグにキーワードを詰め込む場合には、スパムとして低評価を受ける可能性があります。
10.ページ外スパム要因
190.リンクの不自然な流入
不自然なリンクは、スパムとして評価を受ける可能性があります。
191.ペンギンアップデート
ペンギンアップデート違反は検索結果から削除される可能性があります。
参照サイト:Penguin が Google のコア アルゴリズムの一部になりました
192.低品質なリンクを高い割合で持つサイトからのリンク
スパム利用されているサイトからの多数のリンクは、低評価を受ける可能性があります。
193.リンク先ドメインの関連性
関連性のないサイトからのリンクが不自然に多い場合にはペンギンアップデートの影響を受けやすく、低評価を受ける可能性があります。
194.不正なリンク
Search Consoleの不正なリンクパターンの検出がされる場合、検索順位が下がる可能性があります。
195.同じIPアドレスからのリンク
同一のIPアドレスからの異なるサイトからのリンクは、スパムとみなされる可能性があります。
196.人の手による罰則
ロボットではなく人の目による罰則がなされることがあります。
197.リンクの販売
リンクの販売はスパム行為であり、評価を下げることになります。
参照サイト:リンク プログラム
198.Googleサンドボックス
サンドボックスとは、検索エンジンがコンテンツを理解するために新しいサイトが一時的に検索結果から制限を受ける可能性があることを指します。
199.Googleダンス
Googleダンスとは、サーバーによって順位が大幅に違うことをいいます。今ではほとんどありませんが、これにかかってしまう可能性があります。
200.否認ツール
サーチコンソールのリンク否認ツールを適切に使用することによってペナルティーを回避することができる可能性があります。
201.再審査リクエスト
再審査リクエストによって、手動ペナルティーを解除することができる可能性があります。
202.一時的なリンクスキーム
スパムリンクを作成し、その直後に削除するような手法も、ランキングを低下させる可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
あなたは何個知っていましたか?
きっと新しい発見があったと思います。今回の記事の内容で、まだ試していないことがあれば、ぜひこの機会に挑戦してみましょう。