ブログは、自分の考えや、ノウハウを、読者に伝え、貢献するためのツールの一つです。
好き勝手に書いていると、アクセスが集まる思ってしまいそうですが、決してそうではありません。ブログは、人に読んでもらえて、初めて意味があるのです。
そこで、今回は、これをやるのとやらないのでは読んでもらえるかどうかの差が10倍以上異なる10のルールを紹介します。
全て大切なルールですので、一つずつしっかり確認していきましょう。
目次
1 . まずキーワードを調査をする
キーワードの調査は、ブログが読まれるか読まれないのかの命運を大きく左右します。
何故なら、キーワードを調査することで、あなたが伝えたいと思っている内容を、どれくらいの人が必要としているのかを知ることができるからです。そして、それを調べることができるのが「ubersuggest」というツールです。
このツールは、
- 無料
- 手軽
- 使いやすい
という三拍子が揃った便利ツールです。使い方は「キーワードプランナーの代わり!|正規の検索数がわかる無料ツール」で紹介していますのでご確認ください。
例えば、あなたが、SEO攻略方法の記事を書こうと考えたとします。今までなら、そのまま書き始めていたかもしれません。今回は、少しだけ時間をとってキーワードを調査してみましょう。「SEO 攻略」は、どれぐらい検索されているワードなのでしょうか?
実際に、このツールを用いて、検索ボリュームを調べてみるとたった 10 しか検索されていないことがわかります。
しかし、「SEO 対策」というキーワードだと、検索ボリュームが27,100もあります。ほとんど同じ内容でも検索される総数が大幅に異なります。
この場合だと、明らかに「SEO 対策」で記事を書いた方が良いですよね。
つまり、読まれるかどうかを決める最大の要素はキーワード調査と言っても過言ではないのです。
ちなみに、この他にも、無料でキーワードを調査できるツールは、「無料で使えるSEOキーワードツール10選【2018年最新版】とリサーチ方法」で紹介しています。
併せてご確認ください。
2 . 検索20位以内のページをよく見る
どのキーワードで記事を書くのかが決まれば、そのキーワードで検索する人が、どのような情報を求めているのかをリサーチします。
より多くの人にブログを見てもらうには、自分が書きたいと思う内容ではなく、読者が欲しいと思っている内容を書くことが重要だからです。
その調べ方は、非常に簡単です。Google で、これから対策したいと思っているキーワードで検索し、その 20 位以内までのページを見て、上位表示されているページの傾向を調べるのです。これによって、読者が求めている情報を、高い精度で推測することができます。
既に、上位に表示されているページは、その内容を Google が高く評価しているページです。
そこに表示されている内容を基に、読者目線に立って、情報を伝えることが大切です。決して、自分の頭で考えた情報だけを発信してはいけません。また、あなたが書いた内容が、あまりにも読者が求めている内容とかけ離れていると、上位表示されにくくなりますので気を付けてください。
3 .キーワードをタイトルに含める
キーワードは、必ずタイトルに入れましょう。
何故なら、Googleがタイトルタグのテキストは、検索順位の要素として重要視しているため、タイトルにキーワードを入れないと、そのキーワードで検索に引っかからなくなるからです。
また、アメリカの研究で、タイトルとキーワードの興味深い研究があります。
それは、タイトルにキーワードを入れる場所を変えると検索順位が変わるのかという実験です。その実験の中で、下記の4つの条件の中で、どの条件の場合が一番上位に表示されるのかというものがあります。
あなたは、どれが一番検索結果に好影響を与えたと思いますか?
- 最初に入れたもの
- 真ん中に入れたもの
- 最後に入れたもの
- 入れなかったもの
この研究によると、①番がもっとも上位に表示されるようになりました(参照:Is the order of keywords in the title tag important? An SEO experiment.)。
つまり、タイトルには、
- 必ずキーワードを入れる
- 最初に入れる
ことを意識してタイトルを付けましょう。
4 .タイトルを魅力的なものにする
タイトルにキーワードが入っているだけでは、読者はクリックしてくれません。
そのタイトルを見て、ついついクリックしたくなるような魅力的なものでなければならないのです。そこで、uruchikara編集部の独自調査で、クリックしたくなるようなタイトル7ヶ条を作成致しました。
是非、タイトルをつける際の参考にしてください。
- 数字を入れる
- インパクトのある言葉を入れる
- 「簡単にわかる/手に入る」というように思わせる
- 簡潔にまとめる
- キーワードのターゲットとの一致
- 文字数は30文字前後にする
- 本文の内容と一致しているものにする
より詳しく知りたい方は、「SEOの内部対策で行うべき18の手順【2018年版】」をご確認下さい。
5. 構成をきちんと作ってから書き出す
ブログを書く時は、小論文の書き方を意識しましょう。
小論文を書いたことがある人ならご存知だと思いますが、「序論・本論・結論」などの大枠をまず作成し、そこにあてはめて文章を書いていきます。
例えば、あなたがプッシュアップバー(腕立て伏せに使う道具)のお勧めの商品を紹介する記事を書くとします。
その場合は、構成を作らずにいきなり手順を書いていくよりも、下記のような構成を作ってから書いた方が読者にとってもわかりやすいですし、筆者にとっても内容を的確に伝えることができます。
書き出し
1.プッシュアップバーの選び方
1-1.耐久性で選ぶ
1-2.傾斜で選ぶ
1-3.安定感で選ぶ
2.プッシュアップバーのおすすめ5選
2-1.○○(○○に商品名が入ります)
2-2.○○(○○に商品名が入ります)
2-3.○○(○○に商品名が入ります)
2-4.○○(○○に商品名が入ります)
2-5.○○(○○に商品名が入ります)
まとめ
これをすることにより、
- 過不足なく読み手に伝えることができ
- 読み手も読みやすくなり
- 検索エンジンにも高評価
されます。
良い構成は、「パッと見て1秒でわかるもの」です。自分の構成を見直し、パッと見て内容が確認できるかどうか再確認しましょう。
6 .最初に書き出し200文字にLSIワード(共起語)を入れる
そもそも、共起語を聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?
三省堂の大辞林で「共起」の意味を調べると、
複数の言語現象が同一の発話・文・文脈などの言語的環境において生起すること。「しとしと」は「雨が降る」とは共起するが,「雪が降る」とは共起しないといえる。アメリカの言語学者ハリス(Z. S. Harris 1909~1992)の用語。
と出てきました(weblio辞書 三省堂大辞林)。
つまり、文章中で、あるキーワードを用いた時にその言葉と関連する言葉を入れることがSEOとしてはよいということです。
ちなみに、共起語は、「LSI Graph」で調べることができます。
詳細は、「無料で使えるSEOキーワードツール10選【2018年最新版】とリサーチ方法」をご確認ください。
上記のツールを使用し、具体的に見ていきます。
例えば、「スマホ 修理」というキーワードの共起語を調べてみると、「期間」「データ」「画面割れ」などが検索されました。
共起語を調べずに自分で考えただけだと、これらの読者のニーズを拾えていないことがよくあります。しかし、スマホの修理を調べる人には、料金を調べている人や期間を調べている人さまざまいますよね。
すなわち、この共起語を入れることで、読者が抱えている悩みの解決や求めている情報を提供することがが自分で考えだけよりもより可能になります。
また、Googleは、質の高いページを高評価してくれるので、共起語を入れることで検索順位も優遇される可能性が高まります。
7. 文章を「デザイン」する
文章もデザインすることができます。すなわち、文章の書き方次第で見やすくすることができます。
うるチカラでは、文章を見やすくすることをそれぞれの頭文字をとって「博士の法則」と呼んでいます。
<うるチカラ式 博士の法則>
- 話しかけ
- 箇条書き
- 接続詞
それぞれ解説していきます。
話しかけ
文章ははなしかけるように書きましょう。自分に話しかけられていると思うと人は文章を読んでしまいます。
箇条書き
箇条書きにできる箇所は、箇条書きにしましょう。文章のみが書かれているとそれだけで抵抗感を持ってしまいます。箇条書きにするだけで、見た目もスッキリしますし、文章がグッと読みやすくなります。
接続詞
文章と文章の間に、接続詞を入れましょう。接続詞を入れることで、文と文章のつながりをより理解できます。
この「はかせの法則」を意識して、見た目的にも読みやすいデザインを心がけましょう。
8. クリエイティブを入れる
クリエイティブとは、写真や図のことです。
これらを入れることで、読み手にわかりやすく伝えることができるだけでなく、
- 飽きさせない
- 内容以上に良い文章だということを伝えることができる
という特徴があります。
また、写真があるだけで、読者の滞在時間も増え、あなたのブログを最後まで読んでもらえる可能性が高くなります。キレイなフリー写真は、Googleの画像検索で誰でも簡単に調べることができます。
その手順を紹介しておきます。
まず、Googleで「画像検索」をします。任意のキーワードを入力します。そして、「ツール」をクリックし、「再使用が許可された画像」をクリックします。
すると、次のように、利用可能な画像が表示されます。
ここから、好きな画像を保存します。
ちなみに、キレイな画像を探すコツとしては、日本語ではなく、英語で調べることです。日本の画像よりも、海外の画像の方がセンスがよいものが圧倒的に多いからです。
9. ソーシャルボタンを入れる
ブログには、ソーシャルボタンを設置することをお勧めします。
今までの過程を経ていれば、自分のページにお客様が来てくれるようになってきたと思います。
その時にブログの内容が素晴らしいと読者は「いいね」や「はてブ」をして、あなたのブログを拡散してくれます。時にはそれによって、あなたに想像以上の効果をもたらすこともあります。
しかし、ソーシャルボタンを設置していないと、当然その可能性はなくなります。
一人でも多くの人に見てもらうことができるのが、ソーシャルボタンのメリットですので、付けておいて損はないでしょう。
10.サーチコンソールを入れる
今までの内容を反映したブログを作成したら、後はブログを公開するのみです。ただ、その前にサーチコンソールに登録しておきましょう。サーチコンソールには、「Fetch as Google」というツールがあり、これを利用したいからです。
通常、グーグルは世界中の様々なページを、検索ロボットが見回りをし、それぞれのページに対して評価を行っています。
特に、公開されて間もないページは、なかなか検索ロボットに見てもらうことができません。しかし、「Fetch as Google」を使用すると検索ロボットを自分のページに呼ぶことができ、いち早くページを見てもらうことができるのです。
ですので、ブログを公開したら、終わりではなく、公開した後に「Fetch as Google」を忘れずに行いましょう。下記にその手順を記載していますので、試してみてください。
1. 「クロール」⇒「Fetch as Google」をクリック
2. 「取得」をクリック
赤枠部分に取得したいURLを記入。トップページの場合は「/」を入れます。入力したら、「取得」をクリックをします。
3. インデックスに送信
取得をしたら、インデックスに送信をクリックします。
4. Googleにインデックスを依頼する
すると、下記のような画面が出てくるので、「このURLのみをクロールする」を選択し、「送信」し完了です。
まとめ
いかがでしたか?
今回お伝えした、下記の10個のポイントを基に早速今日から実践してみましょう。
- キーワード調査をする
- キーワード検索結果の2ページ目までのWEBページをよく見る
- キーワードをタイトルに含める
- タイトルを魅力的なものにする
- 構成をきちんと作ってから書き出す
- 最初に書き出し200文字にLSIワード(共起語)を入れる
- 文章を「デザイン」する
- クリエイティブを入れる
- ソーシャルボタンを入れる
- サーチコンソールを入れる
1ヶ月も経てば、きっとあなたのブログへのアクセス数が今までの10倍以上に増えていることでしょう。