ネットショップで売れない人の6つの特徴

投稿日: カテゴリー ネットショップ

「ネットショップで成功する人は失敗する人の10%にも満たない。」

これは、ネットショップに出店したことがある人であれば、みんな知っている事実です。

ネットショップが人々の購買行動の主流になって久しいですが、ネットショップに夢見て出店し、制作費用や広告、SEOにお金をかけ、失敗していった人々は本当にたくさんいます。そこで、これまで私が13年間、のべ3,000店以上のネットショップのサポートをしてきたデータ・経験をもとに、ネットショップで売れない人たちの6つの特徴をまとめました。

それぞれ自分にあてはまるか確認しながら読み進めてください。

成功確率は下記の通りです。

  • 1個当てはまる・・・成功確率30%
  • 2個当てはまる・・・成功確率10%
  • 3個以上当てはまる・・・成功確率5%未満

となります。

それでは見ていきましょう。

1.売れない商品を売っている

ネットショップは検索経由で購入に至る場合がほとんどです。つまり、検索されない商品は、そもそも売れないのです。

この場合、広告やCM、SNSなどで、商品の認知を増やすという施策が必要となるのですが、それには、お金も時間もスキルも経験も運も必要です。

ネットショップを運営している方のほとんどは、そのような潤沢な資金や、専門性は持っていないはずです。それならば最初から、検索数が多く(認知度が高く)、競合の少ないジャンルを選ぶ方が成功率は遥かに高くなります。まず、勝てる分野に出店して実績を重ね、資金や経験を積んでいけば、最終的に、本当に世の中に広めたい商品を売れるようになるでしょう。

ネットショップに出店したばかりの多くの方は、認知度(検索数)が重要という事実を知りません。そのため、そもそも検索されないキーワードで、通常の検索対策や広告の運用を行って資金を失い、失敗していきます。

それでも認知されていない商品をどうしても売りたいという場合は、一度立ち止まって戦略設計をすることが必要です。そのためには、多くのプロの意見が必要になります。

 

2必要な投資を行うだけの資金がない

ネットショップはお金をかけずに手軽に始められるからという理由で安易に始める人がいますが、これも失敗の原因です。

考えてみてください。

今では、大手やメーカーも多数ネットショップを出店しており、競争は激化する一方です。そんな中で、資金がギリギリで出店して、アイデアだけで成功することができる人は稀です。そのような人は、一部の天才だけではないでしょうか。競争が激しい中で、確実に成功しようとするなら、広告・セールなどの販促・商品仕入・セミナーや勉強会、場合によってはコンサルタントなど、様々なものに投資していかなければいけません。

確かにネットショップは、誰にでも始められます。しかし、きちんと余裕をもって計画的に取り組まなければ失敗してしまいます。

ネットショップを始めるというのは、他の事業を始めることと何ら違いはないのです。

 

3.売れたらラッキーという姿勢で始めてしまう

中には、「実店舗で売れないからネットショップで売る」という動機でネットショップを始める方もいらっしゃいます。これは良い選択だとはいえません。

なぜ手に取って売れないものがネットショップで売れるようになるのでしょうか?ネットショップを夢のような場所だと思ってはなりません。実店舗と同じように、ネットショップでも売れるようになるためには大きな努力と工夫が必要です。これは、ライバル店で売れている様子がない商品を扱う場合も同様です。

自分だけが売れるという何か特別な理由がない限り、すでに市場に出て売れていない商品であれば、成功率は極めて低くなります。

あなたの運営するネットショップだけが特別なわけではないのです。

 

4.WEBについて全く勉強していない

ネットショップのCMSやショッピングモールの中には、パソコン初心者でも誰でもできますよというような触れ込みのものが多数あります。

ですが、それは最低限の運営ができるというだけの意味です。ネットショップを成功させるには、ページデザインやHTML、CSS、SEOといったWEBの技術が必要不可欠です。

ただし、WEBがわからないから出店するなという意味ではありません。現在成功しているネットショップのほとんどは最初はWEBの素人でした。

しかし、わからないながらも出店しながら勉強をして、知識をつけて成功への階段を上ってきたのです。知識をどれだけ身につけても、実践がなければ机上の空論です。やりながら勉強していかなければ本当に実践的な知識は身につかないということでしょう。

ですが、WEBがわからない上に勉強する気もないような場合には、成功など手に入りません。

外注に任せるとしても、ある程度の知識がなければきちんと仕事をふることもできませんし、また業者選定も失敗してしまうこともあるでしょう。

何もわからないままにネットショップを成功に導くことは至極の技です。

 

5.商品数が極端に少ない場合

ネットショップの売上とショップの商品数は原則的に比例する関係にあります。これは大事なことなので覚えておいて下さい。

私の経験では、10,000商品以上用意することができたショップのほとんどは、月商100万円以上を達成しています。逆に10商品未満で月商100万円以上達成しているショップは10%にも満たないです。

このような場合にはあなたのネットショップの成功確率は低いものと言わざるをえません。

 

6.既に市場が飽和している

メーカーや強い競合店が多数出店していたり、市場の大きさに比べてあまりに多くの出店企業がいる場合には、市場価格が大幅に落ち込み、ネットショップの経営を維持できるほどの利益が取れない可能性が高いです。

現在ではメーカーや大手企業の出店も相次ぎ、このような市場では新規出店するネットショップでは戦えないことが多いのです。

出店・開店する前に必ずリサーチしてください。市場には、成長市場・停滞市場・衰退市場の三つがあります。この中で、新規のネットショップが成功する確率が最も高いのは成長市場です。成長市場は、まだ競合が弱く、認知度が高い商品を発見しやすいからです。

そのような商品を見つけやすい穴場の市場から始めましょう。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか?

冒頭でもお話しした通り、ネットショップは参入障壁が低い分、競争も大変激しく、失敗するショップも数知れずという厳しい環境です。

マーケティングチャネルはネットショップ以外にもたくさんあります。

今回の記事をよくチェックして、もしたくさんの項目が当てはまるような場合には、もう一度ネットショップ出店について考え直したほうが良いように思います。

ぜひ参考にしてみてください。


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