楽天市場で成功するためにやっておくべきたった3つのリサーチ

投稿日: カテゴリー 楽天市場の出店

楽天市場で成功するために絶対に欠かすことができないのが、「リサーチ」という作業です。

リサーチとは、あなたのビジネスをうまくいかせるために必要な項目を徹底的に「調べる」という作業です。

例えばあなたが飲食店をやろうと思った場合を考えてみましょう。

お店を出す前に、出店を予定している場所にはお客さんになりそうな人たちがどのくらいいそうなのか、その人たちはどのような人たちなのか、近くにライバルになりそうな飲食店はどのくらいあるのか、ライバルはどのような種類の飲食店なのか、そしてその場所で自分がお店を出して商売になりそうなのかなどを必死に調べるはずです。

この「リサーチ」という作業は、飲食店の出店に限らず、どのような商売を成功させるためにも徹底的に行わなければならない「必須項目」であり、このことは楽天市場の出店にも当然当てはまります。

それにも関わらず、楽天市場の出店者が「リサーチ」をしない、もしくはやり方を知らないという場合は意外に多いのです。

楽天市場自体に集客力があることは確かですが、そのこととあなたのお店が繁盛することはまた別のお話です。

これから売ろうとしている商品は、果たして楽天で売れるかどうかを調べなければなりません。

釣りに例えると、

 

えさ(あなた)に食いつくお魚(お客様)が豊富にいる漁場で、かつライバルの釣り人に魚を全て持っていかれるようなことがない場所でなければ、釣りをする意味がありません。

このことと同じで、楽天市場の成功のためには、お客さんが十分にいて、ライバルに勝つことができそうかどうかを調査しなければならないのです。

今回はそのリサーチ方法の全てをこのページでお伝えします。

楽天市場出店前にやるべきリサーチはたった3つ

リサーチをしなければならないと言っても、複雑な技術や特別なツールが必要になるわけではありません。

楽天市場の出店者がするべきリサーチは 、

  • 顧客(Customer)
  • ライバル(Competitor)
  • 自社(Company)

の3つです。

これらを楽天市場の検索機能を使って地道に調べていくだけの作業ですので、出店前でも十分に取り組むことができます。

先ほどの釣りの例で例えると、魚がいるのか、ライバルの釣り人はどのような人か、そして自分はそこで釣れそうなのかを調べるという、ごく当たり前のことをするだけです。

このリサーチ方法は、顧客・ライバル・自社の3つの頭文字をとって「3C分析」と呼ばれます。

ビジネスとして何かを行う際に、自社と市場の関係性を把握するのによく使われるフレームワークです。

 

以下、具体的なやり方について詳しく見ていきましょう。

1.Customer(顧客リサーチ)

「自分の釣り場(マーケット)に魚(顧客)は十分にいるのか?」

これが「顧客リサーチ」です。

楽天市場におけるショップや商品へのお客様の流入は、楽天市場の検索結果(楽天サーチ)からがほとんどです。

よって、楽天市場における「マーケット(漁場)」とはすなわち「あるキーワードを楽天市場の検索窓に入力した際に表示された検索結果」であり、この検索結果を調べるのが、楽天市場における「顧客リサーチ」ということになります。

<楽天市場での検索結果リサーチ方法>

1.調査したいキーワードを検索ボックスに入れ、検索ボタン(虫眼鏡)を押すと検索結果が表示されます。(例 一升餅)

2.「並べ替え」のタブを「レビューの多い順」に並び替えます。

3.この検索結果を調査します。

レビューが多い順に並べかえる理由は、当該キーワードでのマーケット性を調査するためです。

この「レビュー」ですが、楽天市場ではユーザーは購入しない限りは書くことができません。

そうすると、少なくともレビューの件数分は最低売上が立っているということになります。

そして、レビューは、購入した人が全て書くわけではありません。むしろ書かない人の方が多く、書く人は業種にもよりますが数%からせいぜい20%くらいがよいところでしょう。

この数字をどの程度に設定するのかは議論が分かれるところかと思いますが、低く見積もって5%から10%くらいで見ておくのがよいでしょう。

そうすると、仮にレビューを書いてくれる割合を10%と仮定すると、

レビューの数÷10%×売値

が、そのお店で売れたその商品の出品してからの売上であると見積もることができます。

1番目の商品、

15,968(件)÷10%×2,300(円)=367,264,000(円)

2番目の商品、

3,925(件)÷10%×3,800(円)=90,275,000(円)

という累積の売上がおおよそではありますが知ることができ、このキーワードのマーケット性はありそうだということがわかります。

また、これはあくまで累積の売上になりますが、どのくらいの期間での売上になるのかどうかを知りたい場合には、今度はその商品のレビューの件数をクリックした後に、「新着レビュー順」をクリックし、その一番後ろのレビューの日付を調べることで、おおよその出品期間を調べることができます。

さらに、このレビューを一つずつチェックしていくことで、ユーザーが何を求めていて何を求めているのか、何をしてはいけないのかなどを学ぶことができます。

この「顧客リサーチ」はとても重要ですがやらないショップがあまりに多すぎます。

これをやるかやらないかでは大違いですので、ぜひ取り組んでショップ運営に役立ててください。

魚のいないところでどれだけ夢を見て釣りをしていても、釣れないものは釣れないのです。

2.Competitor(ライバルリサーチ)

「自分の周りの釣り人(ライバル)はどのようなえさや釣竿で、どのくらい釣る力のある人がどのくらいいるのか」

ライバルを調べる作業が「ライバルリサーチ」です。

ライバルについてはできれば以下の7項目については徹底的に調べあげ、ご自身のショップの運営に生かさなければなりません。

 

  • デザイン

そのお店のページに行き、どのようなデザインかを確認します。

ポップな感じなのか、きれいな感じなのか、ゴチャゴチャしているのか、すっきりしているのか、作り込んでいるのか、いないのか、探しやすいか、等を見て、上位のお店の雰囲気を掴みます。

 

  • 商品数・価格・質

トップページのどこかに大体の店舗には検索が付いているので、何も入力せずに検索ボタンを押してください。

すると、その時点でその店舗から出品されている全商品が一覧で出てきます。

そこで全商品件数を知ることができます。

価格帯も把握しておきましょう。お試し価格のようなものがあるかないかもチェックしてみてください。

きっとお店作りの際のヒントにもなるはずです。

質はレビューや商品説明を見てみます。使用されている成分やこだわりなどもチェックしておきましょう。

 

  • ツール

楽天市場の機能以外にも、ランキングや日々の売上実況、配送日の告知等、ユーザーに訴求するための有料ツールを入れている場合があります。

これらのツールをライバルが皆導入しているような場合には、導入すべきかどうかを考える必要があります。

ライバルのトップページを確認すると、ツールを入れているのかどうかがわかります。

 

  • メイン画像

商品のメイン画像、サムネイル画像、などと呼ばれる、ネットでは商品の顔とも言える大事な画像です。

検索結果に表示される唯一の画像となるので、お客さんに押してもらえる(見てもらえる)かどうかも左右しています。

各画像に統一感がある、チラシのように賑やかに作っている、文字が多め、少なめ、等の特徴をつかんでおきましょう。

 

  • レビューの数

レビューには商品レビューとショップレビューの2つがあります。

両方とも数・中身共に確認することで、ライバルの戦略や状況を把握することができます。

 

  • キーワード

どのようなキーワードで検索対策をしているのかを調べるには、該当する商品ページを見てみましょう。

ライバルが対策していて自分がしていないキーワードがあれば要注意です。

 

検索の対象となるキーワードは商品ページに入っているキーワード全てになりますが、商品名やキャッチコピーに入っているキーワードは検索対策で特に重要視されます。

 

  • キャッチコピー/オファー

ライバルがどのようなキャッチコピーでユーザーを惹きつけているのかもよく確認しましょう。

また、オファーとは

  • 3つ買ったら1つ無料
  • 送料無料
  • 返品保証
  • 下取り
  • おまけ

のように、ユーザーが商品を購入する際に、背中をポンと押すような働きをする言葉です。ライバルに負けない「提案」を心がけなければなりません。

 

以上7つをライバルになりそうなショップをできる限り調べ、どのようにしたらライバルに勝てるのかどうかの材料をしっかり準備しましょう。

3.Company(自社リサーチ)

「敵を知り、己を知れば、百戦危うからず」

ライバルやユーザーだけではなく、自分を知ることも同じくらい重要です。

マーケットやライバル店を調べた後、最後に自社の現状と比較して、何が足りていて、何が足りていないのかを確認し、戦略を練っていくのがこの「自社リサーチ」です。

ここでは3つの視点からの自社リサーチをお勧めします。

 

  • 自社の強みと弱み

 

楽天市場に出店するにあたり考えられる自社の強みと弱みをできる限り挙げてみましょう。

(例)

強み 弱み
商品数が多い 商品数が少ない
資金力がある 資金力がない
人手がある 人手がない
WEBに詳しい WEBに詳しくない
競合が少ない 競合が多い
利益率が高い 利益率が低い
有名な商品である あまり知られていない商品である
配送が早い 配送が遅い

 

自社の強みがあれば、それを徹底的に生かし、ユーザーに訴求しなければなりません。

また、弱みがあるのであればそれを克服することができるのか、克服できないとすればそれを強みでカバーすることができるのかを検討する必要があります。

 

  • 自社のリソース

リソースとは、お金・時間・人・情報の4つです。

ネットショップの専任担当をつけることができるかどうか、できなければ兼任して運営できるかどうか、注文が増えた際に対応しうるかどうか、出店費用を払えるかどうか等をチェックします。

もし足りていない場合には、それを補填する施策を考えなければなりません。

(例)

  • お金が足りない場合・・・助成金などの制度を利用する
  • 時間が足りない場合・・・在庫連動などのツールを利用する
  • 人が足りない場合・・・外注に依頼するなど外部の手を借りる
  • 情報が足りない場合・・・人を雇用するなど技術・ノウハウを持っている人の力を借りる

 

  • 商品の質と量

ネットショップに出品できる商品はどれだけあるか(種類・個数など)、品質の強みは何か、セット売り・バラ売りはできるかなど、出店後にショップが発展していったときにどうするのかも含めて、自社の商品供給力を調べます。

 

自社のリサーチをしてみて足りないことがわかったとしてもそれだけで出店を諦める必要はありません。

何か他に代替手段がないのかをよく考えてみてください。

その一方で楽天市場への出店はあくまでも手段であり、目的ではありません。事業を成功させるための方法は他にもたくさんあります。

もっと楽にもっと負担がなくできる売上アップの方法があるのであれば、そちらを選択することも検討すべきであると思います。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

楽天市場においては、ろくにリサーチもせずに「楽天市場に出せば売れる」といった考えで出店される方が後を絶ちません。

制作会社やSEO会社のカモになる前にしっかりリサーチをして、その結果出店しても収益を上げていくのは厳しいかもしれないということであれば、出店は見送った方が賢明です。

出店して大損失して回収できないまま終わるよりも、よっぽどいいです。

ネットショップは楽天市場だけではありません。

盲目になりがちな日本のEC業界の認識を変えていけるよう、私も発信を続けていきますので、ぜひ他の記事もご覧いただければと思います。


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