WordPressのインストールとは、サイト運営の土台となるソフトをサーバーに導入することです。
WordPressはサイト運営の定番ですが、最初のインストールでつまずく人は少なくありません。本記事は2026年の状況にあわせて手順を見直し、ECのオウンドメディアやコーポレートサイトの土台として使う前提で、つまずきやすい点を補いました。多くのレンタルサーバーには簡単インストール機能があり、実際の作業は驚くほど短時間で終わります。何を準備し、どの順で進めればよいかを整理します。
WordPressとは何か、EC事業者にとっての位置づけ
WordPressは、世界中のサイトで使われている無料のサイト構築ソフトです。専門知識が少なくても、記事の投稿やページの作成ができます。EC事業者にとっては、商品を売るモールやカートとは別に、ブログでノウハウを発信したり、ブランドの世界観を伝えたりするオウンドメディアの土台として使うのが定番です。検索流入が不安定になるなかで、自社で育てるメディアの価値は上がっています。コンテンツで集客する流れはコンテンツSEOの5ステップで整理したとおりで、その器としてWordPressが選ばれます。
公式情報はWordPress.orgで確認できます。現場で繰り返し見るのは、サーバー選びとドメイン設定の段階で止まるケースです。逆に言えば、その2つを越えればインストール自体は難しくありません。
インストール前に準備する3つのもの
最初に、独自ドメイン、レンタルサーバー、そして運営の目的の3つを用意します。ドメインはサイトの住所にあたり、サーバーはサイトの土地にあたります。多くのレンタルサーバーは、ドメイン取得とWordPress導入をまとめて行える申し込み画面を用意しています。目的は、ブログで集客するのか、コーポレートサイトにするのかを指します。目的が定まっていれば、後のテーマ選びや構成で迷いません。会社サイトとして使う場合の設計はコーポレートサイト制作6つのポイントも参考になります。
簡単インストールの手順
主要なレンタルサーバーには、管理画面から数クリックでWordPressを導入できる簡単インストール機能があります。手順は、サーバーの管理画面にログインし、WordPress簡単インストールのメニューを選び、サイト名・ユーザー名・パスワード・メールアドレスを入力して実行する、という流れです。実行後、数分でサイトの土台ができあがります。ユーザー名とパスワードは管理画面へのログインに使うため、推測されにくいものにし、安全に保管します。インストール直後は、SSL(通信を暗号化する仕組み)の設定とサイトアドレスのhttps化を必ず確認します。ここを飛ばすと、後から修正が面倒になります。
インストール後に最初にやる設定とAI活用
土台ができたら、最初に最低限の設定を整えます。サイトのタイトルとキャッチフレーズ、パーマリンク(記事URLの形式)、不要な初期投稿の削除、テーマの選定です。パーマリンクは後から変えるとSEO上の不利益があるため、最初に決めます。テーマ選びに迷う場合は、生成AIに条件を渡して候補の絞り込みを手伝わせると速く進みます。
あなたはWordPressに詳しいWeb担当者です。
以下の条件に合うWordPressサイトの初期設定チェックリストを、優先順位順に作ってください。
各項目に「なぜ必要か」を1行で添えてください。
サイトの目的:{ブログ集客/コーポレート/オウンドメディア}
運営体制:{1人/複数}
重視点:{表示速度/更新のしやすさ/デザイン}
記事の下書きもAIで効率化できます。ただしAIは事実を誤ることがあるため、数字や固有名詞は一次情報で確認し、誇張表現は削ってから公開します。
セキュリティと運用で外せない点
公開後は、テーマとプラグインを最新に保ち、定期的にバックアップを取ります。更新を怠ると脆弱性を突かれるリスクが高まります。ログインパスワードを強固にし、管理画面のURLや権限を適切に管理することも基本です。運用が止まらないよう、誰がいつ更新するかを決めておきます。商品販売そのものはモールやカートに任せ、WordPressは情報発信の拠点と位置づけると、役割が明確になります。ネットショップ全体の進め方はネットショップ開業完全ガイドを土台にしてください。
よくある質問
WordPressのインストールは初心者でもできますか
できます。主要なレンタルサーバーには簡単インストール機能があり、数クリックで導入できます。難しいのはインストールよりサーバーとドメインの準備の段階です。
費用はどのくらいかかりますか
WordPress自体は無料です。費用はレンタルサーバー代とドメイン代が中心で、規模により幅があります(2026年時点の目安)。有料テーマやプラグインを使う場合は追加費用がかかります。
インストール後にまず何をすべきですか
SSLの設定とhttps化、パーマリンクの設定、サイトタイトルの設定、不要な初期投稿の削除です。パーマリンクは後から変えると不利益があるため最初に決めます。
ECモールがあればWordPressは不要ですか
不要ではありません。モールは販売の場、WordPressは情報発信とブランド構築の場として役割が異なります。両方を持つと集客の幅が広がります。
セキュリティで気をつけることは何ですか
テーマとプラグインを最新に保ち、定期的にバックアップを取り、強固なパスワードを使うことです。更新を怠ると脆弱性のリスクが高まります。
著者:齋藤竹紘(株式会社オルセル 編集長/5,000社以上のEC支援実績/書籍3冊)
※うるチカラでは、生成AIの導入支援から運用最適化まで、貴社のEC事業に合わせたカスタマイズ提案を行っています。無料相談(30分)も実施中ですので、お気軽にお問い合わせください。
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株式会社オルセル代表取締役 / うるチカラ編集長。19年・5,000社以上のEC支援実績を持ち、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・Shopify・Shopee越境ECの実装ノウハウを保有。AI×ECに関する書籍を3冊執筆。「現場で使えるAI実装」を一次情報として発信しています。