SEOはホームページの運用やネットショップの店長さん、ブロガーさんなど、WEBマーケティングを行う全ての人にとって必須不可欠の技術です。
SEOという言葉が日本に広まってから早くも20年以上経ち、今ではたくさんの人たちが「SEO」という言葉を使います。
ですが、「SEO」という言葉の本当の意味について、正しく理解している人は決して多いとは言えません。
- 「SEOはSearch Engine Optimizationの頭文字でしょ?」
- 「検索エンジン最適化っていう意味だよね?」
- 「検索して上に表示させないと誰もみてくれないじゃん」
- 「被リンクが大事なんだよね」
- 「今ではコンテンツが重要になったでしょ」
など、SEOについて断片的に知っている人は多いのですが、SEOの全体像を本当に理解していると言える人はまだまだ少ない気がします。
また、この断片的で形式的な理解しかしていないことが理由で、SEOの効果を出すことができていない人たちは本当にたくさんいます。
この記事ではSEOの入門者・初心者の方向けに、SEOとは何かについて、形式的ではなく
「なるほど!そういうことだったのか」
と「腑に落ちて」いただけることを目指してわかりやすく解説しています。
SEOについて勉強する前にこの記事を読むのと読まないのとでは理解の深さが変わってくるはずです。
それでは始めましょう!
目次
1.SEOの意味
それではまず「SEO対策」の言葉の定義についてみていきます。
これは知っている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
SEOは
Search Engine Optimization
の頭文字を取ったものです。
日本語では
「検索エンジン最適化」
これがSEO対策の言葉の定義です。
あなたのWEBやネットショップやブログを検索エンジンに対して最適なものにすること
これがSEO対策の言葉の定義です。
ですが、これを知っていたところで何の役にもたちません。
SEO対策は二つの言葉、
①「検索エンジン」
②「最適化」
の組み合わせでできていますので、まずは①「検索エンジン」についてみていきます。
2.検索エンジンについて理解しよう
それではまず質問です。
検索エンジンとは何でしょうか?
「GoogleとかYahoo!JAPANでしょ?」
SEO対策初心者の70%くらいの人はこのように答えてくれます。そしてその通り。正解です。
GoogleやYahoo!JAPAN、Bingなどを使って、色々な言葉を検索窓に入れて知りたい情報を手に入れます。
それでは次の質問です。
「なぜ検索エンジンに対して最適化をしなければならないのでしょうか?」
もしくは
「検索エンジンに対して最適化をしなければどのようになってしまうでしょうか?」
この質問に対しては答えられる人は50%前後のような気がします。
「ユーザーに見てもらうため」
「検索エンジンに対して最適化していなければユーザーに見てもらえないから」
ここまで答えられれば合格点。
「検索エンジンに最適化することができていない場合には、ユーザーはWEBサイトやブログのURLを入力するしかWEBサイトにたどり着くことができなくなってしまうが、URL知っていてかつURLを打ち込んでくれる人はほとんど(自分以外)いないため、その結果ユーザーに見てもらえないから」
このような内容が言えれば満点です。
GoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンは、ユーザーをWEBサイトに誘導員のような役割があります。
例えば、このブログ「うるチカラ」は
「うるチカラ」
とGoogleでもyahoo!JAPANでも検索すれば一番上に表示されます。
もしこのブログが検索エンジン最適化がなされていなかったとすれば、「うるチカラ」と検索しても表示されないため、たとえ「うるチカラ」の存在を知っていたとしても。URLを直接ブラウザに入力するしかこのブログにたどり着くことはできません。
また、「うるチカラ」というキーワードだけで1位になるだけでは不十分です。
なぜなら、「うるチカラ」というブログ名はこのブログを知っている人しか検索はしてくれないはずだからです。
「うるチカラ」以外のキーワード、例えば
「パンダアップデート」
「Pタグ」
「楽天SEO」
「タイトル 文字数」
など、ユーザーが普段検索しているキーワードでも上位表示されることによってはじめてたくさんの人に見てもらうことができます。
「うるチカラ」は現在6,000以上のキーワードで上位表示されており、これらのキーワードからたくさんのユーザーに訪問していただいています。
- GoogleやYahoo!JAPANで検索をした時に表示されるようにするため
- サイト名やブログ名だけではなくたくさんのキーワードで検索した時に表示されるようにするため
- その結果、たくさんの人に見てもらうため
これが検索エンジンに対して最適化してもらうための理由です。
2.SEO対策における検索エンジンとは何か?
それではSEO対策における検索エンジンと何を指すのでしょうか。
検索エンジンにはGoogleやYahoo!JAPAN、Bingの他にもたくさんのものがあります。
これらのそれぞれについて最適化をする必要があるのでしょうか。
下記の図を見てください。
これは2018年10月の日本の検索エンジンのシェアのグラフになります。
この図によると、Google(74.68%)とYahoo!JAPAN(22.34%)合わせてシェアの97%を超えています。
よって、SEO対策における検索エンジンは
Yahoo!JAPAN
の2つを考えればよいということになります。
さらに、Yahoo!JAPANの検索エンジンは、2010年よりGoogleの検索エンジンを使っています。
Yahoo!JAPANもGoogleも実は同じ検索エンジンだったのです。
よって、SEO対策における検索エンジンとはgoogleのことであると言えます。
3.最適化とは?
それでは、最適化とはどのような意味なのでしょうか?
まず、いくら上位表示をされたとしても、見込み客の全くいないようなキーワードで上位表示されても意味がありません。
例えば、SEO対策についてのブログなのに、「りんご 産地直送」のようなキーワードで1位に表示されても何の意味もないのです。
よって、「適切なキーワードで」最適化されることが必要です。
次に、検索結果には広告を除くと1ページに10のWEBページが並んでいます。
そして、1ページ目に表示されなければユーザーにみてももらえないことがほとんどです。
よって、最適化とは、「①適切なキーワードで、②1ページ目(10位まで)に表示されること」
と定義することができます。
それでは最適化をするための具体的な方法についてみていきましょう。
4.最適化①「適切なキーワード」
まずは適切なキーワードの探し方です。
キーワードの探し方は、
①ライバルのWEBサイトから探す
②Google検索の「他のキーワード」から探す
③Googleサーチコンソールを使って流入しているキーワード・流入していないキーワードを探す
④無料・有料のSEO対策ツールから探す
などの方法があります。
有料のツールだと、キーワードの検索ボリューム(月間の検索回数)やキーワードの難易度等を調べることができます。
本格的にSEO対策を取り組むのであれば、有料ツールの利用も検討された方が良いでしょう。
5.最適化②「1ページ(10位以内)に入る方法」
それでは1ページ目に入るにはどのようにしたら良いのでしょうか?
簡単にいうと、検索エンジンは。「ユーザーにとってためになる順」にコンテンツを並べています。
Googleの検索ロボットはとても賢く、文章を人間以上に読んでいると思ってください。
文章の内容だけでなく、誤字脱字や間違えたことを書いた場合、見抜かれてしまい検索順位を下げられてしまいます。
選んだキーワードに対して、どれだけユーザーのためになるWEBページになっているのかが重要です。
6.SEO対策の3つの手順
それでは実際にSEO対策の手順についてみていきましょう。
①キーワード選定
キーワードは前に述べたとおり、ツールを使ったりして選びます。
キーワード選定はとても重要です。
なぜなら、どのキーワードにするのかということは行き先を決めることであり、もしこれを間違えていればいくら1ページ目に表示されていたとしても意味がないからです。
キーワードはできる限りたくさんのキーワードを出して、その後から優先順位をつけて順にコンテンツを作成していきます。
②コンテンツ作成
キーワードが決まったらコンテンツを作成します。
コンテンツを作成する前に、すでに1ページ目にアップされているコンテンツを事前によく見ます。なぜなら、1ページ目にあるコンテンツは検索エンジンに高得点を与えられているものであるだけでなく、自分が作るWEBページガこれらよりもより良い得点を獲得して10位以内に割り込まなければならないからです。
きちんとリサーチして、ユーザーのために検索エンジンが何を求めているのかをよく理解します。
そしてコンテンツを作る際には、内容だけではなく、タイトルやページ構成にも十分に配慮しましょう。ナビゲーション・カテゴリ分けも同様です。
全てにおいてユーザーのためになるページ作りを心がけます。
③ロボット語(HTML等)に正しく翻訳する
他のWEBページに負けないコンテンツを作ったら、それを正しいHTMLに変換します。検索順位を決めるのは検索エンジンだからです。
titleやmeta要素、hタグやaltタグ、マークアップ等、きちんとhtml化して正しく検索エンジンに理解してもらうようにします。
WEBサイトがきちんとHTML化されるものかどうかをプロに見てもらうのも良いでしょう。
日本語でいくら良いコンテンツを書けていても、正しく検索エンジンに伝えることができなければ検索順位は上がらないからです。
7.SEO対策について詳しく勉強したい人が読んでおくべき記事
最後に、初心者がSEO対策について学ぶのに役立つ記事をまとめておきます。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか。
SEO対策はWEBでビジネスを行う人は必ず持っておかなければならない知識です。
是非この記事を参考に、SEO対策を始めて見てください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!