SEOに取り組む人であれば、誰もが自分のサイトを検索順位で上位に表示させたいと思いますよね。
この記事では、まさにその方法をお伝えしたいと思います。
私たちの経験上、この方法を行うと、検索数の小さいスモールキーワードだと約3ヶ月で、検索数の大きいビッグキーワードでも、コツコツ行えば1年位で、検索上位を取ることができています。
元々は、アメリカのSEO会社であるMOZが公表している方法です。ぜひ、実践してみてください。
目次
1.検索上位を獲得することによって得られる効果
まずは、以下の図をご覧ください。これは、アメリカのSlingshot SEOが調査をした検索順位とクリック率の関係を表した図です。
引用元:1位でも18%? 同じ検索順位でもクリック率は前より下がっている? など10+2記事(海外&国内SEO情報)
この調査結果によると、検索順位とクリック率の関係は以下の通りです。
- 検索順位が1位の場合:クリック率 18.2%
- 検索順位が2位の場合:クリック率 10.05%
- 検索順位が3位の場合:クリック率 7.22%
- 検索順位が4位の場合:クリック率 4.81%
- 検索順位が5位の場合:クリック率 3.09%
この研究結果を基に、例として「SEO」というキーワードの検索ボリュームを基に、1位と5位のアクセス数の違いを計算してみましょう。
ここでは、検索ボリュームを調べるツールとしてUbersuggestを使用しました。Ubersuggestについては、「無料で使えるSEOキーワードツール10選【2018年最新版】とリサーチ方法」で紹介していますので、ご確認下さい。
「SEO」の検索ボリュームを調べると、下記の通り、「40,500」だということがわかりました。
すなわち、SEOで1位と5位に表示された場合のアクセス数の違いは、下記の通りです。
- 1位の場合:40,500×18.2%=7,371
- 5位の場合:40,500×3.09%=1,251
その差、なんと約6倍です。
また、調査の結果、10位以内のいずれかのページをクリックしたユーザーは、全体の52.32%で、残りのユーザー(47.68%)は、検索結果のどのページもクリックをせずに検索し直したそうです。つまり、例え、検索結果で1ページ目に表示されたとしても、47.68%の人はどのサイトもクリックもしないのです。
このSlingshot SEOが、調査した図を見るだけでも、SEOにおいて、いかに上位に表示されるかが重要かわかりますよね。
2.検索順位の決まり方
続いて、検索順位の決まり方の説明を行います。
なぜなら、検索順位がどのように決まるのかを知らないと、どのように対策をすれば良いのかがわからないからです。このことは、非常に当たり前のことですが、検索順位の決まり方を知らないまま、いろいろ対策を行って効果は出なかったという人が非常に多いのです。
では、検索順位はどのように決まるのでしょうか?
それを理解するには、検索エンジンの仕組みを知る必要があります。簡単に説明すると、検索エンジンは、次の3つの作業から検索順位を決めています。
- クロール:クローラーがページを訪問する
- インデックス:サイトの情報を記憶する
- ランキング:順位付けを行う
検索エンジンの仕組みついては、「検索エンジンの仕組み | 検索順位を決める3つの要素と対策」で細かく説明していますので、こちらをご確認ください。
ここで紹介した検索順位の決まり方は、次からの内容に深くかかわっていますので、必ず理解しておいてください。
3.検索エンジンで上位を獲得するために行うべき9の施策
それでは、ここから具体的に検索エンジンで上位を獲得するために行うべき9の施策を説明をしていきます。
ここでは、アメリカのSEO会社で有名なMOZが公表している「How to Rank in 2018: The SEO Checklist」を参考に紹介していきます。
どれも非常に大切ですので、一つずつ説明していきます。
3-1.クローラリビティ
クローラビリティは、検索順位を決める初期段階の「クロール」をいかにしてもらうのかという対策です。検索結果の順位に大きく関わる非常の重要な部分ですので、しっかり対策を行いましょう。
クローラビリティを上げるには、大きく分けて次の二つが必要だと言われています。
1.いかに自分のページに来てもらうか
2.いかに自分のサイトを効率的に回ってもらうか
いかに自分のページに来てもらうか
これは、自分のページに来てもらうために、いかにリンクを集めるかということです。被リンクの集め方については、「【2018年最新版】SEOの外部対策まとめ|強い被リンク構造の作り方」をご確認ください。
いかに自分のサイトを効率的に回ってもらうか
サイトを効率的に回ってもらうには、サイト内に内部リンクを貼り巡らせて回遊率を高めるかが重要です。内部対策については、「SEOの内部対策で行うべき21のコト【2018年版】」で詳しく説明しているので、ご確認ください。
また、サイトマップを送信して、自分のページをくまなく見てもらう方法もあります。特に、サイトを立ち上げてすぐのサイトは、検索ロボットにページを見てもらえないので、サイトマップを送信する必要性があります。サイトマップについては、「サイトマップの必要性とSEOへの効果」で詳しく説明していますので、ご確認ください。
上記で説明した対策を行うことで、自分のページを検索ロボットにインデックスしていただくことができます。ちなみに、インデックスとは、2.検索順位の決まり方で少し触れた通り、クローラーが自分のサイトの情報を収集する作業のことです。
検索ロボットにインデックスしてもらう時に注意すべきことは、検索ロボットはテキスト情報を読み込むということです。そのため、コンテンツを作成した時は、検索ロボットに正しく情報を伝えるために次の2点に気を付けてください。
1.誤字脱字に気を付ける
2.画像や動画はタイトルやALTタグにテキストを入れる
ALTタグについては、「SEOにおける画像の最適化のまとめ【2018年度最新版】」で触れていますので、ご確認ください。
3-2.キーワード調査
キーワード調査を行わずに、コンテンツを書くと、誰も求めていない記事を書いてしまい、時間と労力を無駄にしてしまいます。
キーワード調査を行うことで、次の二つを知ることが出来ます。
- 検索ボリュームを調べる
- どういう言葉を調べているのか
例えば、極端な例ですが、あなたが書こうとしているキーワードで、検索ボリュームが0のキーワードと10,000のキーワードがあるとします。その場合は、どちらのキーワードを選びますか?
もちろん10,000のキーワードの方ですよね。
しかし、実際にコンテンツを書く時には、意外にも検索ボリュームを考えずに、自分の好きなものを書く人が多いのです。
そのため、コンテンツを書く前には、「無料で使えるSEOキーワードツール10選【2018年最新版】とリサーチ方法」を参考に、キーワードを調べてから書くようにしましょう。
それを行うだけで、あなたのコンテンツが読まれる可能性が大きく上がり、結果として、上位表示される可能性を高めることになります。
3-3.Googleの検索結果を分析して、ニーズを確認する
Googleの検索結果は、読者のニーズの宝庫です。
Googleの検索結果を見て、実際に検索結果にどういうページが表示されているのかを確認し、自分が書きたい内容と読者の求めていることをマッチさせましょう。
上位に表示されているページの「コンテンツの内容」はもちろんのこと、「そのコンテンツに不足しているもの」などを見つけ出し、その不足内容を埋めるコンテンツを作成しましょう。
その内容は、検索ユーザーが求めている非常に素晴らしいコンテンツなので、検索で上位を狙える可能性が十分にあります。
3-4.権威のある人にコンテンツを書いてもらう
可能であれば、権威のある人に価値のあるコンテンツを作ってもらいましょう。なぜなら、権威がある人が書いたコンテンツは、信憑性が高く、多くの方の支持を得ることが出来るからです。
そのため、権威のある人が書いたコンテンツは、被リンクやSNSなどで拡散されやすくなります。
また、Googleは、検索結果のページを評価する際に使用しているマニュアルの「General Guidelines」 で権威のある人が書いたコンテンツは質が高く、上位に表示されやすいと記載されています。
つまり、この対策を行うことは、検索結果で上位に表示される可能性を非常に高くさせます。
しかし、注意していただきたいのが、権威がある人に頼むことも大事ですが、普段から自分がそのジャンルで権威を持てるくらいのプロフェッショナルにならないといけないという思いを持って取り組む姿勢が大切です。
新のプロフェッショナルになることを目指し、必死に記事を書いていきましょう!
3-5.魅力的なタイトルタグとメタディスクリプションを用意する
検索結果には、下記のように「titleタグ」「meta descriptionタグ」が表示されます。つまり、これらを魅力的にすることで、ユーザーにクリックしてもらうことができます。
- titleタグ
titleタグは、SEOで最も重要なタグです。「SEOにおけるタイトルタグの重要性とクリックされる書き方」で詳しく説明をしているので、必ずご確認ください。
- meta descriptionタグ
meta descriptionタグもSEO上とても重要なタグです。
下記の記事に詳しく説明してありますので、こちらをご覧ください。
3-6.共起語を入れる
共起語とは、LSIキーワードとも言われ、あるキーワードを使用する際に、一緒に使用されるキーワードのことです。
例えば、「オムライス」の共起語は、「ケチャップ」や「ふわふわ」などです。
この共起語は、「LSI Graph」で調べることができます。
>>LSI Graph<<
「LSI Graph」は、「無料で使えるSEOキーワードツール10選【2018年最新版】とリサーチ方法」でも紹介していますので、ご確認ください。
この共起語は、文章中はもちろんのこと、特に、最初の書き出しの200文字に入れることをおすすめしています。なぜなら、関連するワードがなかなか出てこないコンテンツは、ユーザーにとっても検索エンジンにとってもタイトルと書かれている内容が一致していないと判断してしまい、マイナス評価になる可能性があるからです。
共起語については、「SEOの内部対策で行うべき21のコト【2018年版】」でも触れていますので、ご確認ください。
3-7.ページの読み込みスピードを最適化する
ページの読み込みが遅いサイトだとイラっとして、すぐに離脱してしまいますよね。
ページの読み込み速度を最適化することは、ユーザーが使いやすいサイトになり、離脱率減少に繋がるため非常に重要です。
さらに、Googleは、ウェブマスター向け公式ブログで2018年の7月からページの読み込み速度をランキング要素の一つにすると発表しています。
検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する回答を見つけたいと考えています。研究(英語)では、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけていることがわかっています。 読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、それはデスクトップ検索を対象としていました。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することを本日みなさんにお伝えしたいと思います。
引用元:ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します
これから、さらにページの読み込み速度が重要になってくるため、ページ速度の最適化は必ず対策しておきましょう。
そこで、初心者の方におすすめのページ速度の最適化は、「W3 Total Cache」というプラグインを導入することです。詳しくは、「WordPressのSEO対策で絶対に入れておくべきプラグイン10選」で紹介していますので、ご確認ください。
もっと本格的にページ速度に取り組みたい方は、サーバー業者を変えたり、画像の最適化を行ったりすることをおすすめします。画像の最適化については、「SEOにおける画像の最適化のまとめ【2018年度最新版】」をご確認ください。
しかし、WordPressの場合は、基本的に「W3 Total Cache」を入れておけば、ページの読み込み速度の問題は大丈夫でしょう。
3-8.誰がどのような理由でこのコンテンツを拡散してくれるかを把握する
コンテンツを書く前に、「このコンテンツを拡散してくれる人はどんな人で、なぜ広めてくれるのか」をしっかり考えた上で書きましょう。
このターゲットを明確にしないと、当たり障りのないコンテンツになり、人の心を動かすことが出来ません。しかし、ターゲットを明確にし、まさにその人が求めているコンテンツを提供することによって、ユーザーの心を動かすことができ、多くの方に拡散される可能性が高くなります。
これを行うことで、WEBやSNSで強力なリンクを獲得することができ、さらに、クチコミなどでも拡散される可能性があります。
3-9.コンテンツの質
最後は、何と言ってもコンテンツの質です。
上位に表示されるにはテクニックも大事ですが、Googleは、ページの中身を最も大切にします。
なぜなら、Googleの検索エンジンは、ユーザーにとって役立つと考えられるコンテンツを上位に表示させようとするからです。そのため、ユーザーにとって有益なコンテンツを継続的に発信することは、検索順位で上位に表示されるために非常に重要なのです。
コンテンツの質について、ここで書くとかなり長くなってしまうので、興味がある方は、下記の記事をご確認ください。
まとめ
いかがでしたか?
検索上位に必要な施策は、ここで紹介した9つです。
今回の記事で紹介した方法を正しく実践することで、きっとあなたのページが検索順位で上位に表示されることでしょう。